ピーク輝度2,000ニト、心拍精度98.2%、最大21日駆動——この組み合わせを約8,000円で買えるなら、フィットネスバンド選びの基準が一段上がります。Xiaomiは新型「Xiaomi Smart Band 10 Pro」を中国市場向けに発表しました。前世代のSmart Band 9 Proから薄型・軽量化を進めつつ、センサーや睡眠解析を強化したモデルです。価格はCNY 399(約8,000円)からとなっています。
9.7mm・21.6gでも21日駆動を維持
本体は9.7mm・21.6gにスリム化されました。一方で1.74インチAMOLEDディスプレイのピーク輝度は前世代の1,200ニトから2,000ニトへと大幅に引き上げられています。2,000ニトは真夏の直射日光下でも文字盤や通知が視認しやすい水準で、屋外ランや自転車通勤での実用性が体感レベルで変わるラインです。
| 項目 | Smart Band 10 Pro |
|---|---|
| ディスプレイ | 1.74インチAMOLED |
| ピーク輝度 | 2,000ニト(前世代は1,200ニト) |
| 本体厚 | 9.7mm |
| 重量 | 21.6g |
| バッテリー | 350mAh/最大21日駆動 |
| 防水 | 5ATM |
薄型化と輝度向上を両立しながらも350mAhバッテリーを搭載し、駆動時間は前世代と同じ最大21日とされています。週末にだけ充電を意識すればよい運用感が維持されており、軽量化のためにバッテリーを犠牲にしていない点は評価できます。
心拍精度98.2%・睡眠解析もアップデート
健康トラッキング面ではセンサーが刷新されました。デュアルライト方式のPPDセンサーは、心拍計測で最大98.2%の精度を実現するとXiaomiは謳っています。光学式心拍計はランニング中の腕振りや皮膚との密着度で誤差が出やすい領域ですが、98.2%という水準が安定して出るなら、ワークアウト中のゾーン管理にも一定の信頼を置ける数値感です。血中酸素濃度(SpO2)の計測にも対応します。
加えて、心拍変動(HRV)トラッキングが追加されたほか、睡眠解析エンジンも「Sleep Algorithm 2.0」に刷新されています。Xiaomiの説明では、睡眠ステージの検出精度が14%向上し、入眠・起床時刻の判定精度も11%向上したとされています。日々の体調管理を細かく追いたい層には実用的なアップデートです。
スポーツモードは150種類以上、サイクリングも強化
運動計測のバリエーションも幅広く、150種類以上のスポーツモードを搭載しています。今回はサイクリングモードが追加され、サイクリング時のデータをより正確に取得できるとしています。さらに運動中の疲労度を計測する機能も加わりました。5ATMの防水性能を備え、スイミングのトラッキングにも引き続き対応します。
- 150種類以上のスポーツモード
- サイクリングモード追加
- エクササイズ中の疲労度トラッキング
- 5ATM防水でスイミング対応
価格は約8,000円から、2バリアント展開
Smart Band 10 Proは2バリアントで展開されます。アルミ合金モデルがCNY 399(約8,000円)、セラミック採用の上位モデルがCNY 479(約9,500円)です。低価格帯のフィットネスバンドとしては、機能の充実度に対してコストパフォーマンスが高い設定です。
中国先行、グローバル展開は未発表
現時点では中国国内のみでの販売で、Xiaomiはグローバル展開について何も明らかにしていません。Smart Band 10 Proについて、グローバル版が登場すればオンライン経由で入手できる可能性があると報じられています。
日本のユーザーが入手するには、並行輸入か正規グローバル展開の続報を待つ判断が現実的です。心拍精度や睡眠解析の強化を体感したい場合は、グローバル版の動向を注視しておくとよいでしょう。
HyperOS 3搭載とiPhone連携——ゲームモードまで備えるソフトウェア
ソフトウェア面ではXiaomi独自のHyperOS 3が動作しています。iOS向け機能も手厚く、Apple Health同期、デュアルデバイス通知、Apple Shortcuts連携に対応します。iPhoneカメラの遠隔操作、音楽再生コントロール、Find My Phoneサポートも用意され、iPhoneとXiaomiスマートフォンを同時接続できる柔軟さも備えています。Xiaomi端末側ではSuper Island通知やMijiaスマートホーム自動化との連動も可能で、フィットネスバンドを起点にエコシステム内のデバイスを横断的に操作できます。
ゲームモードの中身
注目は新搭載のゲームモードです。プレイ中の心拍とストレスレベルを記録し、ゲーム進行を画面に表示、キャラクターのリスポーン直前に振動で通知します。400以上のゲームのステータストラッキングに対応するGame Modeとして展開されており、フィットネスバンドの枠を越えた使い方を提示しています。
5系統GNSSとClip-onイヤホン——周辺ハードと同時発表アクセサリ
接続性は大きく強化されました。Bluetooth 5.4、NFC、GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSSに対応します。中国版ではNFC機能を通じて本体を車のキーとして使うことも可能です。350mAhバッテリーは約90分で満充電できます。ラインアップにはアルミとセラミックに加え本革エディション(CNY 449)も用意されています。
同時発表のClip-on Earbuds
Alongside the Smart Band 10 Pro, Xiaomi also announced its first clip-on style open earbuds. These feature 11mm drivers and come in black, white and gold colors. Each earbud weighs 5.5 grams. Battery life from the buds is rated at 9 hours and 38 hours with the charging case.
Band 10 Pro同様にApple Find Myネットワークに対応し、IP57の防塵防水を備え、価格はCNY 799です。耳穴を塞がない設計はランニング中の周囲認知と相性が良く、Band 10 Proとの組み合わせが想定されています。
Q&A
Q. Xiaomi Smart Band 10 Proの価格はいくらですか? アルミ合金モデルがCNY 399(約8,000円)、セラミックモデルがCNY 479(約9,500円)です。日本での正式販売価格は現時点で公表されていません。
Q. Smart Band 9 Proからの主な変更点は何ですか? 本体が9.7mm・21.6gと薄型・軽量化され、ピーク輝度が1,200ニトから2,000ニトに向上しています。さらにデュアルライトPPDセンサーで心拍精度が最大98.2%、睡眠ステージ検出が14%、入眠・起床判定が11%それぞれ精度向上したとXiaomiは説明しています。
Q. 約8,000円のSmart Band 10 Proは「買い」ですか? 2,000ニトの高輝度ディスプレイ、最大21日のバッテリー、心拍精度98.2%、150種類以上のスポーツモードが約8,000円で揃う点は、価格対機能比で魅力的です。一方、現状は中国限定モデルのため、サポート・言語・アプリ連携の利便性を重視する場合はグローバル版の登場を待つ判断もあり得ます。
Q. 日本やグローバルでの発売予定はありますか? 現時点ではXiaomiはグローバル展開について何も明らかにしていません。
出典
- Android Authority — Xiaomi just upgraded its fan-favorite Mi Band with better tracking and a 21-day battery
- Gizmochina — Xiaomi launches Smart Band 10 Pro with HRV monitoring, 2000 nits brightness & gaming mode
- FoneArena — Xiaomi Band 10 Pro with 1.74″ AMOLED display, 150+ sports modes, GPS, up to 21 days battery life announced