CNY 7,000(約15万円/$1,028)というスタートプライスでDimensity 9600を搭載する——この組み合わせが中国市場で受け入れられず、Oppoの最上位機「Find X10 Pro Max」が延期もしくは中止される可能性があると著名リーカーが指摘しました。なぜ最上位機が消えるかもしれないのか。中国の著名リーカーDigital Chat Station(DCS)が2026年5月22日にWeiboで投稿した内容として、GSMArenaが報じています。

CNY 7,000・Dimensity 9600の組み合わせにDCSが疑問符

DCSによると、Find X10 Pro Maxは延期もしくは中止される可能性があります。理由として挙げられているのは、噂されている価格CNY 7,000(約15万円/$1,028)に対し、搭載が見込まれるチップセットがDimensity 9600である点です。

DCSは、この価格でDimensity搭載機を購入する中国の消費者は多くないと見ているとされています。中国市場のスタートプライスとしては強気の水準で、背景には現在のメモリ価格の高騰(いわゆるメモリクライシス)が大きく影響していると報じられています。

Xiaomiと同じ路線を狙ったが計算が狂った可能性

Oppoはこれまで、Xiaomiと同様の路線を取ろうとしていたと見られています。Xiaomiは昨年「Xiaomi 17 Pro Max」を投入し、今秋には「Xiaomi 18 Pro Max」での後継投入が見込まれている流れです。OppoもFind X10シリーズに「Pro Max」を加えることで上位帯を厚くする構想だったと考えられますが、現状の市場環境ではそのプラン通りには進まない可能性があると伝えられています。

200MP×2の野心的構成と2案あるディスプレイ

これまでのリークでは、Find X10 Pro Maxは以下の構成が噂されていました。

項目噂されていた仕様
メインカメラ200MP / 1/1.3型センサー
ペリスコープ望遠200MP / 1/1.28型センサー
超広角200MPまたは50MP(2案ある状態)
ディスプレイ案①6.89型「2K」LTPO OLED
ディスプレイ案②6.78型「1.5K」LTPO OLED
SoCDimensity 9600(噂)

カメラは1/1.3型の200MPメインと1/1.28型の200MPペリスコープ望遠という大型センサー2基を並べる極めて野心的な構成で、超広角は200MPまたは50MPの2案、ディスプレイも6.89型2Kと6.78型1.5Kの2案が確定していない段階です。メイン200MP・1/1.3型、ペリスコープ望遠200MP・1/1.28型という具体的な数値は、競合のフラッグシップと比較しても極めて大型のセンサーを2基並べる構成であることを意味します。

公式発表なし、リーク段階の情報

今回の情報源はあくまでDCSによるWeibo投稿であり、Oppoによる公式な延期・中止のアナウンスは出ていません。GSMArenaはGizmochina経由で本件を伝えており、現時点ではいずれもリーク情報の域を出ません。

ただし、メモリ価格高騰という外部要因と、中国市場におけるCNY 7,000(約15万円/$1,028)というスタートプライスでDimensity 9600搭載機への価格抵抗という需要側要因がぶつかっているのは事実です。Find X10 Pro Maxを待っていたユーザーにとっては、現時点では購入計画を確定させずに続報を待つのが妥当です。仮に「Pro Max」がラインナップから外れる場合、無印のFind X10やFind X10 Proに選択肢を切り替えるかどうかを早めに検討しておくと、メモリ価格高騰局面での購入判断がしやすくなります。発表されたとしても、CNY 7,000という価格、Dimensity 9600というSoC、200MP×2基+超広角(200MPまたは50MP)というカメラ構成のいずれかが当初の噂から見直される可能性も残ります。

Q&A

Q. Find X10 Pro Maxはすでに中止が決まったのですか? いいえ。Digital Chat StationがWeiboで延期または中止の可能性に言及した段階で、Oppoからの公式発表はありません。あくまでリーク情報として扱う必要があります。

Q. なぜDimensity搭載が価格のネックになるのですか? 中国市場ではフラッグシップ価格帯でMediaTek Dimensity搭載機への支払い意欲が高くないとDCSが見ているためです。OppoはXiaomiと同じ路線(=「Pro Max」モデルを上位帯に加えるアプローチ)を取ろうとしていたと見られていますが、DCSはOppoについては同じ流れにならない可能性があると指摘しています。CNY 7,000(約15万円/$1,028)というスタートプライスに対し、消費者の納得感が得にくいというのがDCSの見立てです。

Q. Find X10シリーズ自体がなくなるのですか? 今回の報道で延期・中止の可能性が指摘されているのは最上位の「Pro Max」のみです。Find X10ファミリー全体の動向については本件では言及されていません。

出典