朝、カレンダーで予定を確認し、別アプリでToDoを開き、さらにノートアプリで議事録を引っ張り出す——そんな「アプリ巡り」の時間を消せるかもしれない選択肢が、Amplenoteです。月額約$6(約930円、税別)から、無料プランはファイルアップロード5MBまで。Android Policeのレビュアー Faith Leroux氏が、ノート・タスク・カレンダーを含む4機能を1本化するこのアプリを実際に試した記録を公開しました。本稿では、料金体系の実像とAndroid版の手触りを整理します。

走り書きからカレンダーまで——4モードを束ねる「Amplenote」

Amplenoteは、jotting(走り書き)・note-taking(ノート)・task managing(タスク管理)・scheduling(カレンダー連携)の4モードを1つにまとめた生産性アプリです。Webブラウザ版に加え、AndroidとiOS向けのスタンドアロンアプリが提供され、WindowsとmacOSではPWA(プログレッシブWebアプリ)としてインストールできます。Chromebook上ではWeb版がそのまま動作します。

「ノート・カレンダー・ToDoを別アプリで行き来する煩雑さに疲れ、Google Calendarでタスク管理まで兼ねていた」——Leroux氏はそう振り返り、3つの役割を1つのアプリで完結させるためにAmplenoteを試したといいます。朝のタスク確認や打ち合わせ前のメモ参照で、複数アプリを開き直す手間が消える点が、4-in-1構成の実用的な意義です。

料金プラン:無料の「Personal」と月額約$6〜約$20(税別)の有料3階層

料金体系は大きく2系統に分かれます。

プラン料金主な内容
Personal (Free Forever)無料ノート・タスク・カレンダー、モバイルアプリ、Windows/macOSへのPWAインストール、ファイルアップロード5MBまで、非商用ライセンス(カスタマーサポートは含まれない)
有料(Pro / Unlimited / Founder の3階層)月額 約$6〜約$20(約930円〜約3,100円、税別・年額課金)外部カレンダー同期、グラフビュー、サイドバーのノート閲覧、ネイティブデスクトップアプリ など(階層ごとの差分は公開情報の範囲では明示されていない)

無料プランでは、Google Calendarをアカウントに追加すること自体は可能ですが、両プラットフォーム間のデータ同期は行われません。Leroux氏は、外部カレンダー連携とデスクトップアプリが有料機能になっている点に物足りなさを示しつつ、Proプランに14日間の無料トライアルが用意されていることを評価しています。なお、Pro・Unlimited・Founderの具体的な機能差分は公開情報の範囲では明示されておらず、選定時はAmplenote公式の料金ページで確認するのが確実です。

ノート機能は「ライターに必要なものは揃っている」、タグはEnter必須の仕様

ノート機能のUIはミニマル設計で、リスト・太字・画像・見出しといった基本フォーマットに加え、ツールバー展開でハイパーリンク・画像挿入・コードブロック・引用ブロックを追加できます。Leroux氏は、ライターとして必要な要素が一通り揃っていると評価しています。タイトル下にはタグを追加でき、ノートの整理に役立てられるとされています。

タスク機能やカレンダー機能の操作感に関する詳細は、現時点で公表されている情報の範囲では明らかにされていない部分があり、詳細は出典元を参照してください。

Android版の位置づけ:デスクトップ前提、スマホでも同期して使える設計

Leroux氏は今回、デスクトップでの使い勝手を主軸に置きつつ、スマートフォンへデータ同期できることを条件にAmplenoteを試したと述べています。AndroidとiOS向けにスタンドアロンアプリが提供されており、アカウントログインを通じてWeb版・モバイル版の間でデータを行き来させる運用が可能です。

ファイルサイズが大きい添付を多用するワークフローでは、無料プランの5MB上限が壁になり得るため、用途に応じて14日間の無料トライアルでProプランの感触を確かめるのが現実的でしょう。

試用する価値はあるか——「アプリ巡り」に疲れた人向けの現実解

ノート・タスク・カレンダーをまたぐ「アプリ巡り」に疲れているなら、まず無料のPersonalプラン、もしくはProの14日間無料トライアルから試す——これが、もっとも妥当な入り口でしょう。デスクトップでの使い勝手を重視しつつ、スマートフォンへの同期さえ確保できればよい、というユーザー像にはとくに噛み合うはずです。

AmpleAI連携と2026年ロードマップ:複数LLMを束ねる設計

Amplenoteは2026年にかけてAI連携を急速に拡張しています。2026年時点では、OpenAI(ChatGPT)、Anthropic(Claude)、Google(Gemini)など複数のAIプロバイダーをAmpleAIに設定することが推奨されており、Add Provider API keyを繰り返し呼び出すことで複数プロバイダーのキーを追加できます。対応プロバイダーにはGoogle/Gemini、OpenAI/ChatGPT、Anthropic/Claude、Grok、Deepseekが含まれています。

ローカルLLMとロードマップの拡張

技術ユーザーはOllamaを接続して自分のマシンに導入したローカルモデルとやり取りすることも可能です。2026年は毎月新しいAmpleAI機能の追加が予定されており、Q1 2026には他社の画像・動画生成サービスとの統合も計画されています。さらに2026年1月のアップデートでは、プラグイン作者が四半期ごとに利用者へ更新メッセージを送信できる仕組みも整いました。上位3プラグインには月額$600、$300、$100のボーナスが支払われる予定です。

競合との位置づけ:タスク中心設計とセキュリティの厚み

ノートアプリ激戦区のなかでAmplenoteを特徴づけているのは、タスク中心の設計とセキュリティ機能の厚みです。ToDo項目はアイゼンハワーマトリクスに基づき優先度付けが可能で、任意のタスクをそのままカレンダーへドラッグ&ドロップして予定化できる導線が整っています。

観点Amplenoteの実装
セキュリティエンドツーエンド暗号化と2要素認証を備えています
埋め込みRich Footnotesでスクリーンショット・動画・リンクされたノートセクションを本文中に埋め込み可能です
機能数2020年ローンチ、NoteApps.infoの指標では263機能を確認(Notionは232機能)しています
Android要件最新版3.162(2026年4月17日更新)、Android 7.0以上が必要です

「ノート内タスクからカレンダー化までを一気通貫で運ぶ」という実行フローと、エンドツーエンド暗号化・2要素認証を組み合わせたセキュリティ設計が、263機能という機能数の厚みとあわせてAmplenoteを差別化しています。

Q&A

Q. PWA版とネイティブアプリで機能差はありますか? WindowsとmacOSでは、アドレスバーの「Install Amplenote」ボタンから限定的なPWAとしてインストールできます。一方、ネイティブデスクトップアプリへのフルアクセスはPro以上の有料プランで提供されるとされており、PWAは機能が限定された形での導入になります。AndroidとiOSはスタンドアロンのネイティブアプリが用意されています。

Q. 有料3階層(Pro / Unlimited / Founder)の違いは何ですか? 公開情報の範囲では、3階層それぞれの具体的な機能差は明示されていません。Pro以上で利用できる主な機能として、外部カレンダー同期、グラフビュー、サイドバーのノート閲覧、ネイティブデスクトップアプリが挙げられている形です。詳細な差分はAmplenote公式の料金ページで確認するのが確実です。

Q. 無料プランの「5MBアップロード制限」はどの程度の影響がありますか? Personal(Free Forever)プランでは、ファイルアップロードのサイズが1ファイルあたり5MBまでに制限されます。テキスト中心のノートや軽量な画像であれば実用上の支障は小さいものの、高解像度の写真やPDF資料を頻繁に添付する用途では制約となり得ます。

出典