「スマートウォッチを3週間充電せずに使える」——Xiaomiが新型「Xiaomi Watch S5」でそう謳っています。GSMArenaにレビュー機が到着したことが2026年5月30日に報じられました。価格は€179(約3万円)、815mAhの大容量バッテリーで最大21日間の駆動を主張する一方、国際版はLTEとNFCを搭載しない仕様となっており、購入前に押さえておきたい制約も明確です。
€179の中間モデルとして登場——Watch 5との違いはOS
Xiaomi Watch S5は、廉価なフィットネスバンド「Smart Band 10 Pro」と、フル機能のWearOSを搭載した「Xiaomi Watch 5」のあいだを埋める位置づけのモデルです。価格は€179(約3万円)で、Xiaomiのスマートウォッチラインナップにおける橋渡し役を担う形となります。
OSは独自の「Xiaomi HyperOS 3」を採用しており、WearOS版で利用できる豊富なアプリエコシステムは持たないものの、基本的な通知・ヘルストラッキング・アクティビティトラッキング機能は一通り揃っています。アプリ拡張性を重視するならWatch 5、バッテリー持ちと価格のバランスを重視するならWatch S5、という棲み分けと読めます。
なお、国際版モデルにはセルラー接続(LTE)とNFCが搭載されていない点が公表されており、単体通話やモバイル決済を想定するユーザーは事前に仕様差を確認しておきたいところです。
815mAhバッテリーで「最大21日」——毎日の充電から解放されるか
Watch S5最大の特徴は、スマートウォッチとしてはかなり大型の815mAhバッテリーです。Xiaomiはこのバッテリーで最大21日間の駆動が可能だと主張しています。仮にこの主張が成立すれば、毎晩の充電習慣から解放され、出張や旅行でも充電器を持ち歩く必要が大幅に減ることになります。GSMArenaのMichail氏は、この主張が実際の使用でも成立するかどうかをフルレビューで検証する予定だと述べています。
充電方式はXiaomiの他スマートウォッチと同じ2ピン式マグネット充電パックで、付属品として同梱されています。ストラップは標準22mm幅で交換可能。レビュー機の「Jungle Green」カラーには、フッ素ゴムとナイロン編み込みを組み合わせたグリーンのストラップが採用されており、より落ち着いた色味へ自由に換装することもできます。
1.48インチAMOLEDとステンレス筐体——高級感と屋外視認性を両立
ディスプレイは1.48インチのAMOLEDで、最大2,500ニトのピーク輝度(ローカル輝度)に対応します。直射日光下でも文字盤が読みづらくなりにくいスペックで、プリインストールされたウォッチフェイスも一定の選択肢が用意されているとのことです。
本体とベゼルはステンレススチール製で、手に取ると上質な重量感があると評価されています。ベゼル周囲には鍛造カーボン素材があしらわれ、金属の硬質感とカーボンの繊細な表情が組み合わさったデザイン上のアクセントとなっています。右側面にはクラウン(回転ノブ)とショートカットボタンの2つの物理操作系が配置されています。
通話用スピーカー/マイクは搭載——ただし国際版はLTE/NFC非搭載
Watch S5はオンボードでスピーカーとマイクを備えており、ペアリングしたスマートフォン経由での通話が可能です。一方で、GSMArenaが受領した国際版モデルにはセルラー接続(LTE)とNFCが搭載されていません。単体での通話・モバイル決済を求めるユーザーにとっては明確な制約となるため、購入を検討する際は地域版の仕様差に注意が必要です。
GSMArenaは現在フルレビューを進めており、Xiaomiの謳う21日駆動の真偽を含めた各種テスト結果が今後公開される見込みです。スペックと価格のバランスは魅力的ですが、購入判断は実機計測値が出揃ってからの方が確実といえる段階です。
Q&A
Q. Xiaomi Watch S5の価格はいくらですか? €179(約3万円)です。Smart Band 10 ProとWearOS搭載のXiaomi Watch 5のあいだに位置するモデルとして展開されます。日本での販売価格や時期は現時点で明らかにされていません。
Q. 「最大21日駆動」は本当ですか? これはXiaomi公式の主張値であり、第三者による検証はこれからの段階です。GSMArenaはレビュー機を受け取ったばかりで、バッテリー寿命を含めた各種テストはフルレビューで実施されると伝えられています。
Q. Apple WatchやWear OS搭載スマートウォッチのようにアプリは豊富ですか? いいえ。Watch S5はXiaomi独自の「HyperOS 3」を採用しており、WearOSのような幅広いアプリエコシステムは持ちません。通知・ヘルス・アクティビティトラッキング等の基本機能は揃っていますが、アプリの自由度を求めるならWearOS搭載のXiaomi Watch 5が選択肢になります。
Q. 国際版でもモバイル決済や単体通話はできますか? GSMArenaが受領した国際版にはLTEとNFCが搭載されていないため、Watch S5単体でのモバイル決済やセルラー通話は利用できません。スピーカーとマイクはあるため、ペアリング済みスマートフォン経由での通話は可能です。
出典
- GSMArena — Xiaomi Watch S5 in for review