7.6インチの内側ディスプレイと5.5インチのカバー画面を備える新たな「ワイド折りたたみ」スマートフォンが、2027年上半期の投入に向けてテスト中だとリークされました。中国メーカーの動向に強いリーク常連アカウントのDigital Chat Stationが情報を投稿し、Android Headlinesは状況証拠からHONORかVivoのいずれかが製造元である可能性が高いと報じています。Samsung・Apple・OPPOが2026年中にワイド折りたたみを出揃える見通しのなか、第5の刺客として2027年に第2波を担う1機種として注目されます。

リーク情報の中身——7.6インチ+5.5インチのワイド折りたたみ

Digital Chat Stationの投稿によると、テスト中とされる端末は、メインディスプレイが7.6インチ、カバーディスプレイが5.5インチという構成です。このリーカーは「wide foldable(ワイド折りたたみ)」という表現を繰り返し用いており、横方向に開く左右開きのフォームファクタである点を強調しています。

搭載が噂されているチップは、QualcommのフラグシップであるSnapdragon 8 Elite Gen 6シリーズです。Digital Chat Stationによれば、Snapdragon 8 Elite Gen 6とSnapdragon 8 Elite Gen 6 Proのいずれかが搭載される可能性があるとされています。発売時期については、同氏が投稿のコメント欄で「2027年上半期(H1 2027)」に投入されると追記しています。

なお、ディスプレイの解像度・本体厚・バッテリー容量・カメラ構成といった詳細スペックは現時点では明らかにされていません。あくまでサイズ感とチップ世代、フォームファクタ、発売時期にとどまる断片的なリーク情報として受け取るのが妥当です。

製造元は不明——HONORかVivoが有力視される理由

最大の謎は、この端末がどのメーカーから登場するかという点です。Digital Chat Stationは投稿のなかで企業名に一切触れておらず、コメント欄でも明示していません。

Android Headlinesは、現時点で「ワイド折りたたみ」の投入が見込まれている主要メーカーを整理し、可能性の高い候補を2社に絞り込んでいます。

  • Samsung・Apple:いずれも年内にワイド折りたたみを発表する見込みと報じられているため、2027年上半期投入の今回の端末とは時期がずれます
  • OPPO:同様に年内発表が見込まれているとされ、こちらも今回の端末と時期が一致しません
  • HONOR・Vivo:いずれも「ワイド折りたたみ」を準備中と噂されており、投入時期は2027年上半期になる可能性が指摘されています

この時期の重なりから、Android Headlinesは「もし推測するなら、Digital Chat StationはHONORかVivoのいずれかについて語っている」との見解を示しています。同記事は同時に「断定はできない」と明確に留保しており、現状では2択に絞り込まれた段階という位置づけです。

情報源の性質と非公式リークである点への注意

今回の情報源は、Digital Chat Stationという非公式のリーカーです。中国メーカーの動向に強いことで知られているものの、投稿は短い文章とコメント欄での追記のみで、写真・実機画像・公式資料は伴っていません。また、本端末は「テスト中」とされる開発段階の機器であり、最終製品のスペックや発売時期は量産直前まで変更される可能性があります。リーカー自身も「もし推測するなら(if we had to guess)」という前置きを伴う情報であり、Android Headlinesも「確実なことは言えない」としています。あくまで「確定情報ではない」という前提で受け止める必要があります。

このリークが当たった場合に意味するもの

仮にこのリーク通りの仕様で2027年上半期にHONORもしくはVivoから「ワイド折りたたみ」が登場した場合、市場のフォームファクタ競争はさらに加速する見通しです。Android Headlinesは、2026年中にSamsung・Apple・OPPOがワイド折りたたみを発表する見込みであることを踏まえ、「Appleの参入によってこのフォームファクタが普及し、多くのOEMが市場に参入しようとしている」との見方を示しています。

Snapdragon 8 Elite Gen 6世代を採用するのであれば、2027年上半期発売の他社フラグシップ折りたたみとも互角に渡り合えるパフォーマンスが期待できそうです。製造元・詳細仕様・正式発表時期はいずれも未確定であり、企業名を裏付ける追加リークや公式ティザーが出てくるかどうかが当面の焦点です。続報は本サイトでも随時追跡していきます。

HONORのワイド折りたたみ試作機——背面サブディスプレイで差別化を狙う設計

候補に挙がるHONORについては、別系統のリークで設計の方向性がすでに示されています。リーカーのGuan Tongxue GiMが投稿したコンセプト画像からは、三眼カメラと背面のセカンダリスクリーン、そして横方向に広いボディ形状が読み取れます。展開時には横向きでタブレット風のレイアウトを採用するとみられ、Q1 2027の登場が想定されています。

差別化ポイントとして残された背面ディスプレイ

HuaweiのPura X Maxには背面ディスプレイが搭載されていませんでしたが、HONORはこれを差別化要素として残す方針です。三眼カメラとワイドな内側ディスプレイ、そして背面セカンダリスクリーンを組み合わせることで、単なるフォームファクタの追随にとどまらない構成が想定されています。一方で、SamsungやAppleが目指す完全なタブレット級の表示体験までには届かない可能性も指摘されており、ハードウェアの個性で立ち位置を確保する戦略が読み取れます。第2波勢のなかで、HONOR版は「背面ディスプレイ+三眼カメラ」という独自路線で勝負する設計思想となりそうです。

Vivoの折りたたみ戦略——X Fold 6で土台を固めてからワイド版へ

もう一方の候補であるVivoについては、ワイド折りたたみに踏み込む前段として、まず「X Fold 6」で技術的な土台を固める段階戦略がリークされています。X Fold 5が2025年6月25日に発売されたことを踏まえ、後継のX Fold 6はQ2 2026(6月頃)のデビューが想定されています。

項目Vivo X Fold 6(リーク値)
内側ディスプレイ8.02インチ 2K(UTG採用)
カバーディスプレイ6.51インチ
SoCMediaTek Dimensity 9500
メインカメラ200MP(+50MP超広角+50MPペリスコープ望遠)
バッテリー約7,000mAh

VivoはX Fold 6で従来型の縦長な書籍型を踏襲しつつヒンジ品質を磨き、安定性と作り込みを優先する見通しです。そのうえで2027年にワイド書籍型へ移行する段階戦略が示されており、今回リークされた2027年上半期投入というスケジュールとも整合する流れになっています。

Q&A

Q. この折りたたみスマホはどのメーカーから出る予定ですか? 情報源のDigital Chat Stationは企業名を明らかにしていません。Android Headlinesは状況証拠からHONORかVivoの可能性が高いと報じていますが、確定情報ではありません。

Q. 発売はいつ頃の見込みですか? Digital Chat Stationのコメントによると、2027年上半期(H1 2027)に投入される可能性があるとされています。ただし開発中のテスト段階のリーク情報であり、最終的な発売時期は変動する可能性があります。

Q. SamsungやAppleのワイド折りたたみとは別物ですか? 別物の可能性が高いと見られています。SamsungとAppleはいずれも年内にワイド折りたたみを発表する見込みとされており、2027年上半期投入予定の今回の端末とは時期が一致しないため、別系統の製品と位置づけられています。

Q. なぜ今「ワイド折りたたみ」が次々と登場しているのですか? Android Headlinesは、Appleがこのフォームファクタに参入することで市場が普及段階に入り、多くのOEMが市場に参入しようとしているとの見方を示しています。Samsung・Apple・OPPOが2026年中、HONOR・Vivoが2027年上半期と、各社の投入計画が重なっていることが背景にあります。

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