電卓を叩く手間がなくなり、飲み会の精算が数十秒で終わる——そんな体験がiPhoneにも来るかもしれません。Android Authorityは、Androidが2019年に先行して導入したものと同種の「割り勘」機能を、Appleが新たに開発中と報じています。Appleが開発中とされる新機能は、レシートを撮影して項目を割り当て、Apple Cash経由で支払いリクエストを送れる仕組みで、iOS 27での提供が見込まれていると伝えられています。
飲み会の精算がレシート撮影で完結する可能性
Android Authorityによれば、Appleが開発中とされる新機能は、iPhone所有者がディナーやイベントの会計で、レシートの写真を撮影し、項目ごとに個人へ割り当て、支払いリクエストを生成できるというものです。
この機能はApple Cashに紐づいているとされ、レシートをスマホで撮るだけで誰が何を頼んだかを振り分けられるなら、飲み会や旅行後の精算で電卓を叩いたりメモを取ったりする手間が大きく減ります。割り勘アプリを別途インストールしたり、送金アプリで金額を手入力したりする現在のフローと比べて、「レシート撮影→自動割り当て→支払い請求」までが標準機能でまとまる点が体験上の差になり得ます。
ただし現時点でAppleからの公式発表はなく、報道ベースの情報である点には注意が必要です。
Androidは2019年に先行——Appleが追随するかたちか
興味深いのは、Android Authorityの見出しで「iPhones could get groundbreaking bill-splitting tool Android introduced in 2019(Androidが2019年に導入した革新的な割り勘ツールをiPhoneも得られるかもしれない)」と明示されている点です。
つまり、Android側が2019年に先行して導入していた同種の機能を、Appleが今回ようやく追随するかたちになる可能性があると報じられています。具体的にAndroid側のどのプロダクトで提供されてきたかや、その実装上の詳細については、出典元の記事を参照してください。
iOS 27での搭載が見込まれる
報道によれば、Appleはこの機能をiOS 27の展開に合わせて投入する可能性があるとされています。具体的な発表時期や提供開始時期、対応地域については現時点で明らかにされていません。
なお、新機能はApple Cashに紐づくとされており、決済バックエンドの対応次第で利用可否が変わってくる可能性があります。日本市場での展開可否については、Apple公式の正式発表内容を待つのが妥当です。
現時点ではリーク段階の情報であり、機能の最終的な仕様や対応地域は変わる可能性があります。
税・チップの自動分担とApple Watchからの承認に対応
新機能はレシートから読み取った項目を各人に割り振るだけでなく、税金とチップの分担まで含めて1人あたりの合計金額を自動算出する仕組みとされています。支払いリクエストの送信動線はWalletアプリ単独に閉じておらず、Messagesアプリからも操作できるとされ、用途に応じて起点となるアプリを選べる構成が想定されています。
Apple Watchからの承認にも対応
受け取った側はiPhoneだけでなく、手元のApple Watchから支払いを承認できる仕組みにも対応するとされています。グループ精算のシーンでも端末を持ち替えずに決済を済ませられるため、飲み会や旅行先での「あとで送る」を減らせる可能性があります。自動計算・送信経路の複線化・Watch承認という3点が組み合わさることで、レシート撮影から実際の入金までの工程が短縮される設計といえます。
WWDC 2026での発表時期とWallet機能の全体像
AppleはWWDC 2026の基調講演を米国時間2026年6月8日午前10時(東部午後1時)に開催し、ここでiOS 27を披露する見込みとされています。配信スケジュールについては次の流れが想定されています。
| 段階 | 想定時期 |
|---|---|
| 開発者向けベータ | 基調講演直後 |
| パブリックベータ | 2026年7月頃 |
| 対応iPhoneへの正式配信 | 2026年9月頃 |
割り勘機能はiOS 27に含まれるWallet強化のひとつで、もうひとつの目玉として、映画チケットやコンサートのパス、ジムの会員証などをスキャンし、独自のデジタルパスとしてWalletに取り込める機能も予定されているとされています。決済機能だけでなくパス管理面でもアップデートが入る形で、Walletの守備範囲が広がる方向性がうかがえます。
Q&A
Q. この割り勘機能は、いつ・どこから使えるようになりますか? 報道ではiOS 27の展開に合わせた提供が見込まれるとされていますが、正式な発表時期や提供開始日は現時点で明らかにされていません。
Q. 日本のiPhoneユーザーでもこの機能は使えるのでしょうか? 報道では機能がApple Cashに紐づくとされています。対応地域や日本での提供可否については現時点では公表されておらず、Apple公式の正式発表で明らかになる見込みです。
Q. 既存の送金アプリと比べて、何が変わりそうですか? 既存の送金アプリでは、合計金額を手で計算してから送金リクエストを作成するのが一般的です。今回報じられている機能では、レシート撮影から項目ごとの自動割り当て、支払い請求生成までを一連の流れで完結できる可能性があるとされており、「金額を手入力する」「事前に割り勘計算する」といったステップが省ける点が体験上の違いになり得ます。ただし対応地域については別途確認が必要です。