自分の顔と目の前の風景を同時に相手へ届ける——iOS 27のFaceTimeでは、iPhone 17シリーズなど最新機種でそんな通話体験が可能になります。MacRumorsが伝えた内容によれば、Appleが開発中のiOS 27ではFaceTimeに3つの強化が加わる予定で、デュアルカメラ通話が目玉になります。現在は開発者向けベータが提供中で、一般公開は2026年9月の見込みです。

iPhone 17シリーズで「Dual Capture」がFaceTimeに対応

最大の目玉は、iPhone 17、iPhone 17 Pro、iPhone 17 Pro Max、そしてiPhone Airで利用できる「Dual Capture」機能のFaceTime対応です。Dual Captureはこれらの機種で前面・背面の同時録画を可能にする機能で、iOS 27からはFaceTime通話中にも前面カメラと背面カメラの映像を同時に相手へ見せられるようになります。

操作はシンプルで、ビューファインダー左下のカメラ切り替えボタンをタップすると自動的にDual Captureモードが有効になり、自分の顔の映像の横に背面カメラの映像が並んで表示される仕組みです。前面側のカメラ映像は任意のタイミングでオフにすることもできます。MacRumorsによれば、9to5MacがiOS 27ベータで実際にこの機能を試した様子がスクリーンショット付きで紹介されています。

通話相手が古いiPhoneを使っていても、相手側がiOS 27を実行していればデュアルカメラの映像を視聴できる点も実用的です。受信側はiOS 27が動作していれば旧モデルでもデュアルカメラ映像を見られるため、最新機種を持っていない相手にも映像を届けられます。

出張先で効く低速回線対応と、繁体字Live Captions追加

Dual Capture以外の2点は、より地味ながら実用的な改善です。

  • 回線が不安定な環境での通話品質向上:通信状況が悪い状況でもFaceTimeの品質が改善されます
  • Live Captionsが繁体字中国語に対応:これまで対応していなかった繁体字中国語でリアルタイム字幕が使えるようになります

通信が細い場所でビデオ通話が破綻しがちな課題への対応は、出張先や移動中に通話する機会の多いユーザーにとって効きやすい改善です。Live Captionsについては、対応言語に繁体字中国語が新たに追加されます。

公開スケジュールと注意点

iOS 27は記事掲載時点で開発者向けベータが提供されており、パブリックベータは2026年7月に開始される予定です。広く一般向けにリリースされるのは2026年9月の見込みと報じられています。例年通り、新型iPhoneの発表時期にあわせた配信スケジュールです。

Dual Capture対応はiPhone 17、iPhone 17 Pro、iPhone 17 Pro Max、iPhone Airに限定されており、それ以前のモデルでは利用できない点に注意が必要です。デュアルカメラFaceTimeを目当てに機種変更を検討するほどの機能かは人を選びますが、料理を作る手元を映しながら相手に味付けを相談する、子どもが遊ぶ様子を映しつつ自分の表情も同時に届ける、旅先の景色を背景に自分の声と顔を一緒に送る——こうした「自分視点と風景の同時共有」が求められる場面では刺さる機能と言えそうです。9月のアップデートで、いつものFaceTimeが「景色を一緒に見ながら話す」ツールへと変わる、その瞬間を楽しみに待ちたいところです。

iOS 27全体像——Siri刷新と高速化が同時に進む

FaceTime強化の背景には、iOS 27全体での大規模アップデートがあります。WWDC 2026で正式発表されたiOS 27は、iPhone 11以降を対応機種とし、刷新版の「Siri AI」を中核機能に据えています。新しいSiriは前後の文脈を踏まえた往復会話に対応し、複雑なタスク実行も可能になるとされています。

体感速度の改善も同時に予告されています。

  • アプリの起動時間が最大30%高速化
  • 写真ライブラリの表示が最大70%高速化
  • パーソナル動画への自動キャプション生成機能を搭載

ただし、新しいSiri音声などのプレミアムAI機能はiPhone 17 Pro以降のモデルが必要とされており、対応機種でも利用できる機能に差がある点には留意が必要です。FaceTimeのDual Captureも含め、iOS 27は「最新ハードを持つほど恩恵が大きい」設計になっています。手持ちの端末がiPhone 11以降であればOSアップデート自体は受けられますが、Siri AIをフル活用したい場合はProラインの新モデルが選択肢に入ってきます。

Dual Captureの技術仕様——4K/Dolby Vision対応の本格仕様

FaceTime通話で活躍するDual Captureですが、もともとは標準カメラアプリの動画撮影機能として導入されたものです。記録仕様は本格的で、4K/30fps Dolby Vision、または1080pと4Kで24fps・30fpsから選択できます。カメラアプリではVideoモードを開き、Camera Controlsボタンをタップしてから「Dual Capture」を選択する流れになります。

ハードウェア面では、iPhone Airが48MP Fusionメインカメラを単眼で搭載し、A19 Proチップを採用しています。前面側もCenter Stage対応の新型カメラに刷新され、Dual Capture撮影に最適化されています。iPhone Airは2025年9月9日に発表され、9月19日に発売されました。

項目仕様
解像度1080p / 4K
フレームレート24fps / 30fps
HDRDolby Vision対応
起動手順Video → Camera Controls → Dual Capture

iOS 27でこの仕様がそのままFaceTimeに引き継がれるかは今後のベータ検証次第ですが、土台となるカメラ性能はすでに本格的な映像配信に耐える水準まで引き上げられています。

Q&A

Q. Dual Capture FaceTimeに対応する機種は? iPhone 17、iPhone 17 Pro、iPhone 17 Pro Max、iPhone Airの4機種です。これら以外のモデルが対応しない理由については、現時点では明らかにされていません。

Q. デュアルカメラ通話でデータ通信量は増えますか? 通信量への影響については現時点では明らかにされていません。低速回線での通話品質向上も同時にiOS 27で実施されるため、実利用時の体感は今後のベータ検証で見えてくる見込みです。

Q. iOS 27はいつ一般公開されますか? パブリックベータが2026年7月に開始予定で、広く一般向けに配信されるのは2026年9月の見込みです。

出典