4×6——これがiOS 27で追加される新ウィジェットの大きさです。従来最大だったLarge(4×4)の1.5倍の縦方向スペースを持つ「特大(extra-large)」サイズが、AppleがWWDC26で発表したiOS 27に加わります。ホーム画面やToday Viewで、カレンダー・天気・ToDoといった複数の情報を1枚に集約するような使い方が、これまでよりずっと現実的になります。
新サイズは4×6——既存3サイズに並ぶ第4の選択肢
iOS 27で追加される特大ウィジェットは、4×6のキャンバスを持ちます。既存サイズとの比較は以下の通りです。
| サイズ | グリッド |
|---|---|
| Small | 2×2 |
| Medium | 4×2 |
| Large | 4×4 |
| Extra-Large(新規) | 4×6 |
縦方向に大きく伸びる4×6レイアウトにより、アプリ側はより多くの情報をひと目で見せられるようになります。9to5Macは、ホーム画面とToday Viewのどちらにも配置できる仕様だと伝えています。
置き直し不要——既存ウィジェットを引き伸ばすだけでサイズ変更可能
ほかのウィジェットサイズと同様、特大ウィジェットも右下のドラッグハンドルをつまんでサイズ調整できます。既存のウィジェットを引き伸ばして特大レイアウトに拡張したり、逆に縮小して小さなサイズに戻すといった操作が可能です。
ウィジェットを一度削除して再配置する必要がなく、その場で引き伸ばして試せるため、ホーム画面のカスタマイズ性は一段上がります。
対応アプリは限定的——サードパーティ拡大は今秋以降
現時点で特大サイズに対応しているのは、Appleの組み込みウィジェットのうち一握りにとどまります。サードパーティアプリでの対応は、iOS 27が今秋にリリースされるまでに各デベロッパーがアップデートを進めるなかで広がっていく見通しだと9to5Macは伝えています。
なお、iOS 27にはこのウィジェット拡張のほか、待望のSiri AI、検索機能の改善、Apple Intelligenceの強化といった大型機能も含まれています。さらに、アラーム/タイマーと通知音/システムサウンドで音量を独立して設定できるようになるなど、細かな改良も多数盛り込まれています。
様子見か、即適用か——アップデート判断のポイント
特大ウィジェットは見た目のインパクトが大きい一方、対応アプリが揃うまではメリットを実感しづらい更新でもあります。普段からウィジェット中心でホーム画面を組んでいるユーザーにとって、4×6という新たな自由度は朗報です。リリース直後はApple純正ウィジェットでの活用が中心になる見通しで、カレンダー+天気+ToDoを1枚に集約するような「情報ダッシュボード型ホーム画面」がいよいよ手の届く範囲に入ります。サードパーティの追従が進めば、その自由度はさらに広がる可能性があります。秋のリリースに向けて、対応アプリの動向を追っておく価値はありそうです。
カメラアプリも「ウィジェット化」——操作パネルを自分で組み立てる新発想
ホーム画面だけでなく、iOS 27ではカメラアプリにも“ウィジェット”の考え方が持ち込まれています。Tom's Guideによると、カメラアプリはここ数年で最大級の再設計を受け、画面上に並ぶ操作ボタンの種類と配置をユーザー自身が組み替えられるようになりました。
3カテゴリ+advancedの拡張
カメラ操作は次の3カテゴリに整理されてウィジェットとして提供されます。
- basic: シャッターやフラッシュなど日常的に使う基本操作
- manual: 露出補正やホワイトバランスなど手動調整系のコントロール
- settings: 解像度・フレームレートといった撮影設定
さらに「advanced」を使うと、被写界深度や露出といった上級者向けコントロールを追加できます。画面下から透明なウィジェットトレイがスライドアップする仕様で、好みの操作を引き出して自由に並べられます。ホーム画面の4×6拡張と合わせて、iOS 27ではOS全体で「ウィジェットを軸にUIを再構成する」設計思想が一段強まっているのが特徴的です。
対応機種とSiri AIの制限——iPhone 11が脱落、AI機能は新型限定
iOS 27の対応範囲にも明確な線引きが入りました。LatestLYによると、サポートはiPhone 12シリーズ以降に絞られ、iPhone 11および2020年のiPhone SEは今回で対象外となります。
さらに注意したいのが、新機能のうちAI関連はOS対応機種すべてで使えるわけではない点です。TechCrunchは、刷新されたSiri AIや一部のApple Intelligence機能について、利用にはiPhone 17 Pro / 17 Pro Max級の比較的新しい端末が必要だと伝えています。
| 区分 | 対応機種 |
|---|---|
| iOS 27本体 | iPhone 12以降 |
| 新Siri AI / 一部Apple Intelligence | iPhone 17 Pro / 17 Pro Max級以降 |
| 非対応 | iPhone 11、2020年iPhone SE |
新しいSiriは内部でGoogle Geminiを活用し、スタンドアロンアプリとしても起動できる仕様になりました。ChatGPTなど外部AIへのクエリ委譲は廃止され、Visual Intelligenceにも対応しています。特大ウィジェットを「情報ダッシュボード」として活かしたいユーザーは、自分の端末で何が動くかを事前に確認しておくと安心です。
Q&A
Q. 特大ウィジェットのサイズは具体的にどのくらいですか? 4×6のグリッドサイズです。既存のsmall(2×2)、medium(4×2)、large(4×4)に続く、4つ目のサイズとして追加されます。
Q. iOS 27はいつリリースされますか? 今秋(this fall)のリリースが予定されています。WWDC26で発表されました。
Q. 手持ちのアプリでもすぐ使えますか? 現時点ではAppleの組み込みウィジェット(built-in widgets)の一部のみが対応しています。具体的にどの純正アプリが対応済みかは公表されていません。サードパーティアプリでの対応は、iOS 27の今秋リリースに向けて各デベロッパーのアップデートを待つ必要があると報じられています。