充電ケース込みで最大38時間、11mmドライバーを搭載した「Xiaomi Clip」が中国で発売されました。同じ報道では、Samsungの次期Galaxy Budsも「耳の側面に挟む」クリップ型オープンイヤーになる可能性が伝えられています。9to5Googleは韓国メディアETNewsの報道を引用するかたちで、Samsungが「Galaxy Buds Able」をクリップ型として投入する見通しだと報じています。複数メーカーがこの装着方式を採用している状況が報じられています。
Sony LinkBuds Clipに似た形状か
韓国紙ETNewsは、Samsungが「Galaxy Buds Able」と呼ばれる新型オープンイヤー型イヤホンを準備していると報じています。9to5Googleはこの報道を引用するかたちで、SamsungがSony LinkBuds Clipに代表される「耳の側面に挟みつける」タイプのスタイルを採用するとの見方を紹介しています。
今回の情報はSamsung公式が認めたものではなく、ETNewsの取材情報を9to5Googleが二次的に伝えたもので、Samsung自身は製品をティーザーしていないと報じられています。製品の存在自体は確認されていないという位置づけです。
オープンイヤー型イヤホンは、ここ数年で選択肢が広がったカテゴリーだと9to5Googleは伝えています。NothingやSony、Boseなどが各々異なる装着方式を採用しており、Nothingは耳の後ろに回す形状、SonyのLinkBuds Clipは耳の側面に固定するクリップ型を採用していると報じられています。Samsungが選ぼうとしているのは後者のスタイルだとされています。
38時間駆動のXiaomi Clipが先行指標
ETNewsの同じ報道では、Xiaomiもクリップ型オープンイヤーを投入すると示唆されていましたが、こちらは「Xiaomi Clip」として中国市場で実際に発売済みです。スペックは以下の通りです。
| 項目 | Xiaomi Clipの仕様 |
|---|---|
| 形状 | クリップ型オープンイヤー |
| ドライバー | 11mm |
| 機能 | AI関連機能を搭載 |
| バッテリー | 最大38時間(充電ケース込み) |
| 発売市場 | 中国 |
Xiaomi側の仕様は、Galaxy Buds Ableの方向性を占ううえで参考になる先行指標です。価格や日本での販売予定など、それ以外の項目は公開情報の範囲では明らかにされていません。
ソフトウェアリーク画像はXiaomi Clipに酷似
「Galaxy Buds Able」という名称や形状はこれが初出ではなく、以前から複数のリーク情報で言及されてきたと9to5Googleは整理しています。ソフトウェアのリークから判明したとされるイヤホンの外観画像は、Xiaomi Clipや他社のクリップ型製品と酷似していたと報じられています。
ただし、ソフトウェアコードから抽出された画像や、量産前のリーク素材は最終製品の仕様と異なる場合があります。クリップ型という方向性は複数のリークで一致しているとされる一方、最終的なデザインやカラー、スペックは正式発表まで断定できる段階にはありません。
あわせて9to5Googleは、6.47インチの「Galaxy S27 Pro」をSamsungが準備中で、来年は4つのフラッグシップモデルを展開する見通しだとするリークや、「Galaxy Z Fold 8」および「Wide」のバッテリー・カメラ強化が取り沙汰されている(alleged=とされる)といった関連リークにも触れています。今回のGalaxy Buds Ableは、こうしたSamsungの製品群リークの一部を構成するかたちです。
発売時期はFold 8と同時か
発売時期について、Samsungからの公式アナウンスは出ていません。9to5Googleは、Galaxy Z Fold 8の発売が7月下旬に予定されていることから、同時期にGalaxy Buds Ableも投入される可能性を指摘しています。これはあくまで報道側の推測です。
Samsungがオープンイヤー型を本格的に投入する場合、SonyのLinkBuds Clipや、先行発売されたXiaomi Clipと真正面から競合することになる可能性が報じられています。Samsungのラインアップに新たな選択肢が加わるかどうかが注目される段階です。
複数のリークで形状が一致している点は注目に値する一方、正式発表までは確度の幅がある情報として扱うのが妥当です。続報を待ちつつ、現行のオープンイヤー市場の動向を観察しておきたいところです。
型番SM-U600とインドBIS認証——進捗を裏付ける手がかり
Galaxy Buds Ableをめぐっては、ソフトウェア解析と規制データベースの両面から、開発進行を示す物証が浮上しています。
三段階で積み上がった証拠
- APKティアダウンによりモデル番号「SM-U600」が判明しています
- バッテリー部品「EB-BU600AAY」がインド規格局(BIS)の認証データベースに登場しています
- 音響方式についてはETNewsが空気伝導方式の採用を報じている一方、SammyGuruは骨伝導採用を伝えており、情報源で食い違いが残っています
部品レベルで規制チェックポイントを通過した兆候があり、量産に向けた歩みが裏側で進んでいることが示されています。豆型のGalaxy Buds Liveに続くSamsungのオープンイヤー復帰となる位置づけで、空気伝導か骨伝導かの確定情報は正式発表まで持ち越されています。
Sony LinkBuds Clipの仕様——競合製品の輪郭
クリップ型オープンイヤーで先行するSony LinkBuds Clipは、価格と仕様が公表されており、Galaxy Buds Ableが投入される市場の輪郭を把握する手がかりになります。
| 項目 | Sony LinkBuds Clipの仕様 |
|---|---|
| 価格・発表日 | $229.99/2026年1月21日発表 |
| カラー展開 | 4色 |
| ドライバー | 10mm |
| バッテリー | 単体9時間/ケース込み37時間 |
| 防水・急速充電 | IPX4/3分充電で1時間再生 |
| コーデック | SBC・AACのみ(LDAC非対応) |
競合として、HUAWEI FreeClip、Bose Ultra Open、Anker Soundcore AeroClipといった製品が同じクリップ型カテゴリーに並んでおり、Galaxy Buds Ableはこの並びに加わる位置づけとなる見通しです。コーデック面ではSBC・AACのみでLDACに対応していない点が、Sony LinkBuds Clipの仕様上の特徴とされています。
Q&A
Q. Galaxy Buds Ableはいつ発売されますか? Samsungからの正式発表はなく、発売日は確定していません。9to5Googleは、7月下旬に予定されているGalaxy Z Fold 8の発売タイミングに合わせて投入される可能性を指摘していますが、これは報道側の推測にとどまります。
Q. Galaxy Buds Ableの価格はどの程度になりそうですか? 価格に関する情報は、ETNewsおよび9to5Googleの報道では触れられておらず、公開情報の範囲では明らかにされていません。先行発売されたXiaomi Clipについても、中国での発売が伝えられているのみで、具体的な金額への言及はありません。
Q. Galaxy Buds AbleとXiaomi Clipの関係は? Samsung自身がGalaxy Buds Ableをまだ公表していないため、既存ラインとの位置づけは公式には示されていません。9to5Googleはクリップ型オープンイヤーという新カテゴリーとして紹介しており、Xiaomi Clipと外観が酷似していると報じられています。