3年ぶりとなる本格的なチップ刷新が濃厚——今年9月に発表が見込まれるApple Watch Series 12は、デザイン面ではSeries 11を踏襲しつつ、内部のSoCに大きな世代交代が来る可能性が高いと報じられています。現時点で出回っているリーク情報を整理しました。

チップは3年ぶり刷新が濃厚

Apple WatchのSoCは、過去の流れを見るとおおよそ3年ごとに本格刷新されてきました。S6とS9の間にもチップは存在しますが、新CPUコアという観点ではS9が直近のアップグレードに当たります。

チップベース
2020年S6A13 Bionic
2023年S9A16 Bionic
2026年(予想)Series 12搭載チップA19系(3nm)と推測

Series 12ではようやく新世代の3nm設計に基づくCPUコアが搭載される見込みです。ただし具体的な設計の詳細は確定していません。

長く使い続けたい人にとっては、このチップ刷新だけでもSeries 12を選ぶ価値があると評価されています。新CPUコアによる性能向上は、アプリの起動レスポンスや今後のwatchOS新機能への対応余地という形で、日常の体感に効いてくる可能性があります。

Touch IDは今年も見送りか

Macworldがコードリークから発見した噂として、Apple Watch Series 12でのTouch ID対応が話題に上っていました。しかし最新の見方では、この機能は実現しない可能性が高いとされています。

報じられている懸念点は、Touch IDの搭載がバッテリー容量や追加の健康機能の領域を圧迫しうるという点です。可能性が完全にゼロというわけではないものの、現状ではSeries 12でのTouch ID搭載は期待しにくい状況と伝えられています。

健康機能は様子見

健康機能については、以下のような可能性が軽く触れられている程度で、確定的な情報はまだ出てきていません。

  • 本格的な血圧モニタリング機能
  • 高血圧トラッキングの拡張
  • 血糖値モニタリング

今年のApple Watchに新しい健康機能が来るかどうかについて、具体性のあるリーク情報は現時点で見当たりません。続報待ちのトピックといえます。

派手な変化は期待しにくい今年のモデル

総じてApple Watch Series 12は、デザイン言語・ディスプレイサイズ・全体的な外観についてSeries 11を踏襲する見込みです。もちろん新色の追加や、Series 12限定のソフトウェア機能が登場する可能性はあります。

ただし現時点のリーク情報を踏まえる限り、外観面で大きなサプライズは期待しないほうが妥当でしょう。買い替えを検討するなら、3年ぶりとなる新CPUコアの性能向上がどこまで日常の体感に効くかが判断のポイントになりそうです。続報を待ちつつ、9月の発表を見極めるのが現実的です。

2026年Apple Watchの周辺リーク——外装変更とセンサー倍増の噂

Series 12と同じ2026年モデル群については、本体外装やセンサー側で別軸の噂も流れています。

サプライチェーン発の「外装+センサー」情報

DigiTimesのサプライチェーン情報として、2026年のApple Watchは「外装デザイン」の変更を含む更新が行われ、センサー数の倍増や電力効率の改善が伴うと報じられています。具体的には、裏面のガラスカバー越しにリング状に配置された8つのセンサーという構成が示されています。

一方で上位機の動向もヒントになります。Ultra 4については血糖値モニタリングの搭載は見送られる見込みで、収縮期・拡張期の実数値を伴う血圧測定への布石となる改良センサーが導入される可能性が指摘されています。現状の高血圧検知は数値を返さず兆候を知らせるだけのため、もし実現すれば大きな前進となります。

ただし、2025年11月時点の情報では、Apple Watchの抜本的な再設計は2028年以前には行われない見通しも示されています。派手な刷新はもう少し先という見方です。

watchOS側の現在地——watchOS 27ベータが6月、26.5は配信済み

Series 12を待つかどうかの判断材料として、ソフトウェア側の進捗も押さえておきたいところです。

  • watchOS 26はLiquid Glassの新デザイン、AppleIntelligenceを用いるWorkout Buddy、通知を片手で振り払えるflickジェスチャーを導入しています。
  • 高血圧通知と睡眠スコアはApple Watch Series 9以降およびUltra 2以降で利用可能とされ、新ハードでなくても主要な健康強化を享受できます。
  • 最新の watchOS 26.5 ではPride Luminance文字盤が追加され、デュアルSIM iPhoneでMessagesがSMSにフォールバックする不具合や、ワークアウト音声アラートが鳴らない問題も修正されました。
  • Appleはすでに次の世代にも目を向けており、watchOS 27のベータは6月に公開される見込みです。

買い替え判断では、ハード刷新だけでなくwatchOS 27が手持ちのモデルでどこまで動くかも合わせて見極めたいところです。

Q&A

Q. Apple Watch Series 12はいつ発表されますか? 例年通りであれば、今年9月にAppleが発表する見込みです。具体的な日付はまだ公表されていません。

Q. Series 11から買い替える価値はありますか? デザイン・ディスプレイサイズはSeries 11を踏襲する見込みのため、外観目当ての買い替えメリットは小さい可能性があります。一方で、3年ぶりとなる新CPUコア搭載が有力視されているため、長期間使い続けたい人にとっては魅力的なアップグレードになる可能性があります。

Q. Touch IDは搭載されますか? 当初コードリークから噂されていましたが、最新の見方では搭載は実現しない可能性が高いとされています。バッテリー容量や健康機能との両立が課題として報じられています。

出典