Vivoの次期コンパクトフラッグシップ「X500 Pro」について、2nm世代の「MediaTek Dimensity 9600シリーズ」搭載と、ペリスコープ望遠への「Sony IMX06H」採用というインパクトの大きい2点が、新たなWeibo発のリーク情報として浮上しました。さらにメインカメラには1/1.28インチ大型センサー+LOFIC技術が組み合わされる可能性が指摘されており、X300 Proの後継機の輪郭がにわかに具体化してきていると報じられています。

中国のリーカーDigital Chat Station氏による投稿として、Android Headlinesが2026年5月26日に報じています。以下では、チップ・カメラ・ディスプレイ・発売時期の順に整理します。

2nm世代の「Dimensity 9600シリーズ」を搭載か

今回の中心となるのが、SoCの世代交代に関する観測です。Digital Chat Station氏によると、Vivo X500 Proは2nm製造プロセスを採用する「MediaTek Dimensity 9600シリーズ」で動作テストが進められている可能性があるとされています。

ここで注目したいのは、3月時点の別のリーク情報との食い違いです。

  • 3月のリーク:X500 Proには「Dimensity 9600 Pro」、無印X500には「Dimensity 9600」を搭載する可能性
  • 今回のリーク:Vivo X500 Proは「Dimensity 9600シリーズ」でテスト中(無印X500には通常版Dimensity 9600が割り当てられる可能性)

いずれもDigital Chat Station氏の観測情報であり、Vivoから公式に発表されたものではないと伝えられています。シリーズ内でProと無印が同じSoCになるのか、それともProのみ上位版を採用する従来路線が踏襲されるのかについては、同氏の投稿でも明確に確定しているわけではなく、今後の続報待ちというのが現状だと報じられています。なお同氏は、Vivo X500 Proが2026年後半に登場する「Pro」コンパクトフラッグシップ2機種のうちの1つになる可能性も示唆しているとされていますが、もう1つの具体的な製品名は明らかにされていません。

2nmプロセスは、現行の3nm世代と比較して電力効率と発熱の両面で改善が見込まれるとされるノードです。ユーザーの体感としては、ヘビーなゲームプレイ時の発熱抑制や、同じ容量のバッテリーでも稼働時間が伸びやすい方向に効いてくると考えられます。

カメラの目玉はSony IMX06H望遠——LOFIC対応の50MPメインも

リーク情報のなかでも特に注目度が高いのが、ペリスコープ望遠にOmniVisionのOV64Bではなく「Sony IMX06H」を採用する可能性が指摘された点です。望遠カメラのセンサー選定はノイズ性能と解像感を左右するため、コンパクトフラッグシップの強みとして効いてくる部分です。Digital Chat Station氏は、コメント欄でこの点に踏み込んで言及したと伝えられています。

3眼構成は次のように噂されています。

役割スペック
メイン50MP/1/1.28インチセンサー/LOFIC技術
超広角50MP
ペリスコープ望遠64MP/1/2インチ/3倍光学ズーム/Sony IMX06H

もう一つのポイントが、メインカメラの1/1.28インチ大型センサー+LOFIC(明暗のダイナミックレンジを稼ぐ画素技術)の組み合わせです。逆光や夜景でハイライトの白飛びを抑えやすくなる、というのが期待される実利だとされています。

なお、200MPの大型望遠センサーはラインナップ内で上位機の「Vivo X500 Pro Max」のみに割り当てられ、こちらもペリスコープ望遠ユニットになる可能性が示唆されています。

ディスプレイは6.37インチLTPO、バッテリーは7,000mAh級か

カメラとチップ以外のスペックについては、それ以前のリーク情報の蓄積が頼りとなります。報じられているところでは、次のような構成が噂されています。

  • ディスプレイ:6.37インチのフラットOLED LTPOパネル
  • 解像度:1.5K
  • バッテリー:7,000mAh超
  • メインカメラ:50MP/1/1.28インチセンサー/LOFIC技術
  • ペリスコープ望遠:64MP/1/2インチ/3倍光学ズーム/Sony IMX06H

6.37インチで7,000mAh級というのは、いわゆる「コンパクトフラッグシップ」というカテゴリでは大胆なバッテリー容量です。同じく中華勢を中心に大容量化が進んでいる流れにある一方、サイズと重量のバランスがどう実機に落ちてくるかは、実機レビューを待ちたいところです。実用面では、6.37インチ級ボディに7,000mAhが本当に収まるなら、1日中の使用でも余裕を持って充電せずに過ごせるレベルが期待できると見られています。

発売時期は2026年9月の中国先行、グローバルは年末か

ローンチについては、過去のリーク情報として「2026年9月に中国で発表、11月から12月にかけてグローバル展開」というスケジュールが伝えられています。X500 Pro Maxを含むシリーズ全体での展開になる見込みだとされています。

これは「Vivoがリリースから1年強で次世代に移る」という近年のペースと整合的だと報じられていますが、中国本土と海外の同時投入ではなく時間差を置く流れが続く点には注意が必要です。日本市場での正規展開については、現時点では明らかにされていません。

このリーク情報をどう受け止めるべきか

今回の情報源であるDigital Chat Station氏は、中国スマホ業界のサプライチェーン観測で知られるWeiboリーカーだと紹介されています。Android HeadlinesはGizmochinaの記事を引用するかたちでこの内容を伝えています。つまり、海外メディア→中国系メディア→Weiboの個人投稿、と複数段階を経た非公式の情報源からのリーク情報である点には留意が必要です。

このリーク情報が正確だった場合に効いてくるポイントは次の通りだと考えられます。

  1. 2nm MediaTek SoCのフラッグシップ採用が、Vivo X500 Proで先行する可能性
  2. ペリスコープ望遠が64MP×1/2インチ×Sony IMX06Hという「センサーサイズより画素ピッチ重視」の方向に振れる可能性
  3. 6.37インチ筐体ながら7,000mAh超を載せる、近年の中華フラッグシップの大容量化の流れがX500 Proにも適用される可能性

一方で、SoCの「Pro/無印」分岐をはじめ、複数のリーク間で食い違いが残っている部分は実機発表まで確定しません。テスト段階の情報であり、最終製品の仕様は変わる余地もあると報じられています。現時点では「固いリーク」というよりは、9月の中国での発表まで仕様が動く前提で見ておくのが妥当だとされています。続報を待ちたいところです。

Q&A

Q. Vivo X500 Proはいつ・どこで発売されますか? 過去のリーク情報をもとにすると、2026年9月に中国で発表され、11月から12月にかけてグローバル展開される可能性があります。ただし日本市場での扱いは、現時点では公表されていません。

Q. 2nmのMediaTek Dimensity 9600シリーズとは何ですか? MediaTekのフラッグシップ向け次世代SoCで、2nm製造プロセスを採用するとされています。Vivo X500 ProはDimensity 9600(または上位のDimensity 9600 Pro)でテスト中だとリーカーのDigital Chat Station氏が伝えたとされていますが、正式な仕様は未発表です。

Q. ペリスコープ望遠にSony IMX06Hが採用されると何が変わりますか? リーク情報では、当初候補に挙がっていたOmniVision OV64Bではなく、Sony IMX06Hが使われる方向だと指摘されています。1/2インチ・64MPという仕様で、望遠センサー選定はノイズ性能と解像感を左右する要素であり、Sony系センサー採用は色乗りや暗所性能の方向性に影響する可能性があるとされています。ただし、実際の画質はISP(画像処理)チューニングやレンズ設計との組み合わせで決まるため、最終的な評価は実機での作例待ちとなります。

出典