6.59インチで厚さ7.92mm、それでいて7,200mAh——vivoが2026年5月29日に予定している「vivo S60」について、Weiboのティップスターがフルスペックシートを公開したとGSMArenaが報じています。一般的な5,000mAh級スマートフォンと比べて約44%大容量という構成で、これが事実なら動画視聴やゲームのプレイ時間が大きく伸び、2日間使い切れる現実味も帯びてきます。中国向けには「Vitality Edition」と呼ばれる派生モデルが用意される可能性も指摘されており、両モデルの差異まで具体的に語られている内容です。
5月29日の発表前にWeiboから全仕様がリーク
今回の情報は、中国Weibo上のティップスターがvivo S60のフルスペックシートを公開したものとしてGSMArenaが伝えています。vivoはすでに今月初旬からS60のティザー展開を開始しており、その流れのなかで非公式の情報源から全仕様が出回った形です。
GSMArenaの記事中でも「伝えられるところでは(allegedly)」「主張している(claims)」という表現が繰り返されており、現時点ではあくまで未確認のリーク情報である点は押さえておく必要があります。最終製品の仕様や、地域ごとの構成は公式発表で変わる可能性があります。
vivo S60の主要スペック——7.92mm厚に7,200mAhが目玉
リークによると、vivo S60は以下のような仕様で登場するとされています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ディスプレイ | 6.59インチ フラット、1260p解像度 |
| SoC | Snapdragon 8s Gen 3 |
| メインカメラ | 50MP |
| 超広角カメラ | 8MP |
| 望遠カメラ | 50MP(3倍光学ズーム ペリスコープ、Sony IMX882センサー) |
| フロントカメラ | 50MP |
| バッテリー | 7,200mAh |
| 充電 | 90W有線 |
| 本体サイズ | 157.52 × 74.33 × 7.92mm |
| 重量 | 207g |
| 防塵防水 | IP68 / IP69 |
加えて、超音波式のディスプレイ内指紋センサー、ステレオスピーカー、IRブラスター、X軸リニア振動モーターを搭載すると伝えられています。フレームは金属、背面はガラスで、フラットスクリーン採用というデザイン傾向もリークシートから読み取れる内容です。
注目すべきは、薄さ7.92mmの筐体に7,200mAhという大容量バッテリーを収めている点です。これが体感としてどう効くかと言えば、5,000mAh級の一般的なAndroid機と比べて約44%大きい電力余裕があり、長尺の動画視聴やゲームでもバッテリー残量を気にする頻度が減り、用途次第では2日間使い切れる現実味も出てきます。さらに90W有線充電と組み合わせれば、短時間の充電でも実用域まで戻せる構成で、毎日の充電習慣そのものを変えうるバランスです。一方で、超広角が8MPに据え置かれている点は、ハイエンド競合と比べると見劣りする数値として残ります。
望遠を捨てて8g軽くなる中国向け「Vitality Edition」
リーク情報ではもう一つのモデルとして、中国市場向けの「Vitality Edition」の存在が併せて伝えられています。
- 望遠カメラを省略(50MPペリスコープ非搭載)
- SoCをMediaTek「Dimensity 7500」に変更
- 重量は199g(望遠ユニットを省いた分、S60より8g軽量)
- それ以外のスペックは標準のS60と同一とされる
光学ズームを使いたいかどうかで明確に住み分ける構成と読めます。中国国内での価格や展開時期については、現時点で明らかにされていません。
前例から読むグローバル版「V80 Elite」の可能性
GSMArenaは、前モデルのvivo S50が中国国外で「V70 Elite」として小幅な調整を加えたうえで展開された経緯に触れ、今回のS60についても「V80 Elite」として近い仕様のグローバル版が登場することが予想されると伝えています。インドなどS50系の派生モデルが流通している市場では、S60世代でも同じ流れが踏襲される可能性があります。
ただし、中国国外向けにはどの仕様がそのまま受け継がれ、どこが調整されるのかはまだ報じられていません。日本市場での展開可否についても、現時点で明らかになっている情報はありません。
ソフトウェアと撮影機能——Android 16ベースのOriginOS 6と「4K Live Photo」
ハードウェアだけでなく、ソフトウェア面での刷新もティザー段階で明かされています。標準モデルはAndroid 16へ移行し、Vivoの最新UI「OriginOS 6」を初期搭載する構成です。さらに公式ティザーではOriginOS 6に加え「Blue River Smooth Engine」の搭載も確認されています。
撮影機能ではLive Photo関連の強化が打ち出されています。
- 4K解像度でのLive Photo直接出力に対応
- エンドツーエンドの処理効率を改善し、メモリ使用を最適化、さらに知能的なフレームレート・温度制御を追加することで、4K撮影時に起こりやすい発熱・メモリ消費・パフォーマンス低下を抑制
- 明るいハイライトを自動検出する「Starlight Live」機能を新搭載
加えて、放熱面では「Global Direct Drive Power Supply 2.0」と呼ばれる新しい電源管理システムが投入されます。バッテリーセル自体も「Blue Ocean」と命名されたシリコンアノードバッテリーが採用される見込みで、薄型筐体と大容量の両立を支える要素と位置付けられています。
カラー展開・RAM構成と同時発表のTWS 5e
販売構成と周辺製品の情報も出揃ってきています。JD.comでの予約ページでは、S60とS60 Vitality Editionが共通で「Starry Sea」「Early Summer Green」「Midsummer Night」の3色展開となることが明らかになっています。
メモリ・ストレージ構成は両モデルで差別化されています。
| モデル | RAM+ストレージ構成 |
|---|---|
| vivo S60 | 8GB+256GB/12GB+256GB/12GB+512GB/16GB+512GBの4種 |
| S60 Vitality Edition | 8GB+256GBがベース、上位に12GB構成を用意 |
販売スケジュールについては、中国Telecomの掲載情報で6月3日がオープン販売の開始日として記載されています。発表時刻は中国時間5月29日19時30分(インド時間17時)と告知済みです。
同時発表される周辺機器も注目されます。完全ワイヤレスイヤホン「Vivo TWS 5e」が5月29日にスマートフォンと一緒に披露されます。TWS 5eは55dBのアクティブノイズキャンセリングと最長55時間のバッテリー駆動を特徴とする製品です。
Q&A
Q. vivo S60の発表日と価格はいつ・いくらですか? 発表は2026年5月29日に予定されていると報じられています。価格については今回のリーク情報には含まれておらず、現時点で公表されていません。
Q. 標準モデルとVitality Editionはどちらが上位ですか? 標準のvivo S60はSnapdragon 8s Gen 3と50MPペリスコープ望遠を備える上位構成で、Vitality EditionはDimensity 7500を採用し望遠カメラを省いた軽量モデルとされています。光学ズームを使いたいかどうかが選び分けのポイントになります。
Q. このリーク情報はどの程度信頼できますか? 情報源はWeiboのティップスターで、GSMArenaも「allegedly(伝えられるところでは)」と前置きしています。発表まで数日というタイミングでフルスペックシートが流出するケース自体は近年の中国メーカーで珍しくありませんが、最終仕様は公式発表で変わる可能性があります。発表は数日後に予定されているため、購入を検討している方は2026年5月29日の公式発表を待ってから判断するのが現実的です。