iPhoneとAndroidの会話が、ついに第三者から読み取れない領域へ——iOS 26.5でRCSのエンドツーエンド暗号化(E2EE)メッセージが利用可能になりました。Verizon・AT&T・T-Mobileの米3大キャリアが初日から対応し、Mint MobileやCricketなどMVNOを含む20社超が初日リスト入り。Android友人とやり取りする仕事の機密や個人情報も、対応環境同士なら通信経路上で盗み見されない形になります。現時点では「ベータ」ラベル付きでの提供で、対象の会話から段階的に展開されていく流れです。9to5Macが米国・カナダの初期対応キャリア一覧を公開しており、Apple自身もサポートページで継続的にリストを更新しています。
iPhone⇔Android間のメッセージが「盗聴不可能」な領域へ
iOS 26.5の配信に合わせて、iPhoneとAndroid端末間のRCSメッセージにE2E暗号化が導入されました。これまでRCSは標準SMSよりリッチな体験を提供しつつも、iPhoneとAndroid間のやり取りに関しては暗号化の面で課題が残っていた領域です。今回の対応によって、対応キャリア・対応環境同士でやり取りされるRCSの会話は通信経路上で第三者が読み取れない形になります。家族や友人との個人情報のやり取り、あるいは仕事関連の会話をAndroidユーザーと交わす場面でも、安心感が大きく変わってくるアップデートと言えるでしょう。
E2E暗号化はiOS 26.5でデフォルト有効となっており、暗号化された会話ではメッセージアプリ内に「Encrypted(暗号化済み)」ラベルが表示される仕様です。ただし機能自体は現状ベータ扱いであり、すべてのRCS会話に対して段階的に展開されると説明されています。さらに、利用には双方のキャリアがこの機能に対応していることが前提となるため、相手のキャリア次第では暗号化されない会話も当面残ります。
米3大キャリア+MVNO20社超が初日対応——米国リスト
Appleが現時点で公開している米国側のラインナップは、大手3社に加えMVNO・地域系まで20社以上が初日から揃う充実ぶりです。
- AT&T
- Boost Mobile
- C Spire
- Cellcom Wisconsin
- Consumer Cellular
- Cox Mobile
- Cricket
- Family Mobile
- FirstNet
- Metro by T-Mobile
- Mint Mobile
- Nex-Tech Wireless
- PureTalk
- Red Pocket
- Spectrum
- Strata
- T-Mobile
- TracFone / Straight Talk
- Ultra Mobile
- US Cellular
- Verizon
- Visible
- Xfinity Mobile
Verizon・AT&T・T-Mobileの3大キャリアが初日から揃ったうえに、Mint MobileやCricket、Visibleといった人気のサブブランド・MVNOまでカバーされており、出だしのキャリア側の協力体制は良好と言える内容です。
カナダも主要3社系列が初日から揃う——カナダリスト
カナダもBell・Rogers・Telusという主要3社系列が初日から名を連ねており、米国と同等の充実度です。
- Bell
- Chatr
- Fido
- Freedom Mobile
- Koodo
- Lucky Mobile
- Public Mobile
- Rogers
- SaskTel
- Telus
- Videotron
- Virgin Mobile
なお、ヨーロッパやアジア太平洋を含むその他地域の対応状況については、Appleのサポートページで確認できるとされています。日本のキャリア(NTTドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)が対応リストに含まれているかどうかは、本記事のソースには明記されていません。
いま更新する価値は十分——アップデート判断のポイント
すでにRCSを日常的に使っているユーザーであれば、iOS 26.5へのアップデートは前向きに検討してよい更新です。E2E暗号化はデフォルトで有効になっており、対応キャリア同士であればユーザー側で複雑な設定をしなくても恩恵を受けられます。一方で、機能はベータ扱いで段階展開中であり、すべてのRCS会話に即時適用されるわけではない点には留意が必要です。「Encrypted」ラベルが表示されているかどうかが、現状で暗号化の有無を判断する目安となります。
Q&A
Q. iOS 26.5にすれば、すべてのAndroidユーザーとのRCSが暗号化されますか? いいえ。E2E暗号化はベータ扱いで段階的に展開されており、相手側のキャリアもこの機能に対応している必要があります。条件を満たした会話から順に「Encrypted」ラベルが表示される形です。
Q. 暗号化されているかを確認する方法はありますか? メッセージアプリで該当の会話に「Encrypted(暗号化済み)」ラベルが表示されているかどうかで判別できます。ラベルがあれば、その会話はエンドツーエンドで暗号化された状態です。
Q. 日本のキャリアは対応していますか? 本記事のソースで公開されているのは米国とカナダのキャリア一覧で、日本のキャリアの対応状況については現時点で明記されていません。Appleのサポートページで地域ごとの対応キャリアが更新されていくとされています。