長年更新が続くAndroid向けPS1エミュレータ「ePSXe」が、仮想メモリーカードとセーブステートをGoogle Driveでクラウド管理できるようになりました。数あるAndroid向けPS1エミュレータの中でも、長期にわたり更新が続けられてきたアプリに、注目の新機能が追加された格好です。Android Authorityが2026年5月20日付で報じました。

Dropboxに加えGoogle Driveでのセーブ同期に対応

ePSXeの最新アップデートにおける最大のトピックは、Google Driveによるセーブデータ同期への対応です。ユーザーは仮想メモリーカードとセーブステートをGoogle Drive上に保存できるようになり、複数端末間でのセーブデータ共有が現実的になります。

ePSXeはこれまでもDropboxによる同期に対応してきましたが、今回のアップデートにより、Googleアカウントを利用したクラウド同期という新たな選択肢が加わりました。Sony PlayStation初代の名作タイトルを、よりシームレスに楽しめる環境が整ったと言えます。

ePSXeはAndroid向けPS1エミュレータの長寿アプリ

ePSXeはAndroid向けのPS1エミュレータとして長年にわたり提供されてきたアプリで、Android Authorityは、今回のクラウドセーブ機能を「際立った(standout)機能」と評価しています。Android上のPS1エミュレータには多くの選択肢が存在しますが、その中で長期にわたり開発が継続されてきた点が、ePSXeの大きな特徴です。

Android向けのPS1エミュレータには数多くの選択肢があるなかで、長年使い慣れたePSXeにクラウド同期という現代的な機能が追加されたことは、既存ユーザーにとって歓迎すべきアップデートと言えるでしょう。

アップデートの概要

今回のアップデートでは、Google Driveを介した仮想メモリーカードおよびセーブステートのクラウド保存機能が追加されました。これにより、ePSXeユーザーはGoogleアカウントに紐づくクラウドストレージを活用して、セーブデータを管理できるようになります。

項目内容
対象アプリePSXe(Android向けPS1エミュレータ)
追加された主な機能Google Driveによるセーブデータ同期
同期対象仮想メモリーカード/セーブステート
既存の同期手段Dropbox(従来から対応)

数あるPS1エミュレータの中から長く支持されてきたePSXeに、クラウド同期という実用的な機能が加わったことで、複数端末を使い分けるユーザーにとっての利便性が高まりました。Google Driveでのセーブ同期を試したい場合は、アプリを最新版へ更新してください。

バージョン2.0.19で追加された他の改善点

公式サイトによれば、今回のアップデートはGoogle Drive対応だけでなく、サウンド・グラフィック・OS対応面でも複数の改良が盛り込まれています。

  • Oboe Sound Engineの追加:サウンド設定で選択することで、より低遅延な音声出力が可能になっています。
  • CHDフォーマット対応の改善:圧縮ディスクイメージの取り扱いが強化されています。
  • シェーダー関連の更新:CTRシェーダーが修正され、新たにCAS・MMPXシェーダーが追加されました。
  • 最新Android環境への適合:16Kbアライン対応、Edge-to-Edge対応、SDK35へのアップデートが実施されています。

なお、ePSXe本体の基本仕様として、98%を超える高い互換性を備え、1〜4人プレイに対応しており、2人プレイ時には分割画面モードも利用できます。クラウド同期は注目度の高い新機能ですが、音まわりの低遅延化や最新OS要件への適合は、日常的な使用感に直結する地味ながら重要な改善と言えます。

2026年のAndroid向けPS1エミュレータ市場におけるePSXeの位置づけ

クラウド同期の追加によりePSXeは再び話題を集めましたが、2026年現在のAndroid向けPS1エミュレータ市場は競合の選択肢が広がっています。2026年のPS1エミュレータ候補としては、ePSXeのほかにDuckStation、FPse、PCSX-ReARMEDなどが挙げられています。

エミュレータ特徴
ePSXe2026年時点で$3.75と本リスト中で最も高価な選択肢
DuckStationOpenGL/Vulkan対応、アップスケーラー、ワイドスクリーンレンダリングなどで人気
FPse/PCSX-ReARMED2026年のPS1エミュレータ候補として並び挙げられる存在

価格面では、2026年時点のePSXeは$3.75で、リスト中で最も高価な選択肢に位置しています。一方でePSXeならではの強みも残されており、特にNetPlayは健在で、Tekken 3やCrash Team Racingといったタイトルを友人とオンライン対戦する用途では依然として有力な選択肢となっています。今回のGoogle Drive対応は、こうした競合環境のなかで老舗エミュレータが現代的な利便性を取り込む動きとして位置づけられます。

Q&A

Q. これまでのセーブデータも自動でGoogle Driveに移行されますか? 今回のアップデートで追加されたのはGoogle Driveへのセーブ保存機能ですが、既存セーブデータの移行手順については現時点では明らかにされていません。詳細は出典元を参照してください。

Q. これまではどのクラウドサービスに対応していましたか? ePSXeはこれまでDropboxによるセーブ同期に対応しており、今回のアップデートでGoogle Driveが新たに加わった形となります。

出典