通勤中にイヤホンでポッドキャストを聴く人にとって、YouTube Premiumの使い勝手が一段上がります。Googleは、ポッドキャストリスナーを意識した3つの新機能をYouTube Premium向けに発表しました。バックグラウンド再生の操作を簡素化するOn-the-Goモードの拡張、再生速度を自動調整するAuto Speed、AIを活用したポッドキャスト推薦のAsk Music対応です。On-the-GoモードとAuto SpeedはAndroidで先行提供が始まっており、iOS対応は今後数ヶ月で展開される予定とされています。

画面を見ずに操作できる——On-the-Goモード拡張で“ながら聴き”が快適に

新機能の中心となるのが、既存のOn-the-Goモードの拡張です。On-the-Goモードは、ユーザーが外出中などに使うことを想定したシンプルなインターフェースで、再生のスキップ・キュー追加・再生速度の調整といった操作を直感的に行えます。

今回の拡張について、YouTubeは公式ブログで次のように説明しています。

「Premiumユーザー向けにAndroidで利用可能となり、iOSへも今後数ヶ月で展開されるOn-the-Goモードは、スキップ前後などのリスニング操作にアクセスしやすくすることで、お気に入りのポッドキャストやトークショー、トゥルークライムシリーズなどをバックグラウンド再生で最大限に楽しめるようにします」

ポケットの中のスマホをいちいち取り出さず、画面ロックのまま聞きたい箇所へ飛べる——移動中に画面を見られない人ほど恩恵が大きい改善です。

間延びを自動で詰める——Auto Speedとは

2つ目の新機能がAuto Speedです。これはアプリ内で「ゆっくりとした発話や情報密度の高いセグメント」を含む箇所の再生速度を自動的に上げる機能とされています。

コンテンツを効率よく消費したい層にとって、間延びしやすいパートを自動で詰めて聞ける仕組みは時短につながる可能性があります。なお、判定基準や速度の上限など具体的な仕様については公表されていないため、詳細は出典元を参照してください。

ジャンル・気分・トピックで聞きたい一本を——Ask Musicがポッドキャストに対応

3つ目はAsk Musicのポッドキャスト対応です。これはYouTubeに対して、ジャンル・気分・関心のあるトピックを伝えることで、それに合ったポッドキャストを推薦してもらえる機能です。

これまで音楽分野で展開されてきたAIベースの推薦機能が、ポッドキャストにも広がります。「通勤中に聞ける30分くらいのテック系」「リラックスできる雑談系」といった自然言語に近いリクエストで合うコンテンツを探せれば、まだお気に入りの番組が見つかっていないリスナーにとって入り口が広がります。

月額$15.99——結局、いま入る価値はどこにあるのか

YouTube Premiumは個人プランで月額$15.99(約2,500円)からの提供です。Android Headlinesは過去より値上げされたことに触れつつ、機能を踏まえれば検討の余地があるとの見方を示しています。

主要なメリットを整理すると以下のとおりです。

  • 動画広告の非表示
  • オフライン再生用のダウンロード対応
  • YouTube Musicへのアクセス
  • 加入者限定コンテンツへのアクセス
  • 今回発表の3つの新機能(On-the-Goモード拡張・Auto Speed・Ask Music)

今回の3機能のうち、操作の手間に直接効くのがAuto Speedで、画面操作を減らせるのがOn-the-Goモード拡張、Ask Musicは「新しい番組を探したい時に効く」サブの強化と位置づけられます。現時点ではAndroid版で先行して触れる状態のため、iPhoneユーザーは今後数ヶ月の待機が必要です。すでにYouTube Premiumに加入しているAndroidユーザーは、On-the-Goモードを開いて新しい操作系を確認しておくとよいでしょう。新規加入を検討する場合は、ポッドキャスト利用の比重と月額$15.99というコストを天秤にかけて判断するのが現実的です。

Q&A

Q. 3つの新機能はいつから使えますか? On-the-GoモードとAuto Speedは、Androidで既に提供が始まっています。iOSへの展開は今後数ヶ月で行われるとされており、現時点での正確な提供日は公表されていません。

Q. これらの機能を使うには有料プランが必要ですか? はい、いずれの機能もYouTube Premium加入者向けに提供されます。個人プランは月額$15.99(約2,500円)からです。

Q. Auto Speedはどんな場面で速度が上がりますか? 「ゆっくりとした発話や情報密度の高いセグメント」と説明されている箇所で再生速度が自動的に上げられる仕組みとされています。判定基準や速度幅などの具体的な仕様は公表されていないため、詳細は出典元を参照してください。

出典