TikTokでおなじみの「元動画の上に自分の顔を小窓で重ねる」あのリアクションスタイルが、ついにX内で完結します。Xは新機能「React with Video」を導入し、リポストメニューから直接リアクション動画を撮影・投稿できる仕組みを2026年に公開しました。まずはiOS版で先行提供され、Android版とWeb版は今後対応予定とされています。テキストの引用リポストでは伝わらなかった表情やトーンを動画でそのまま乗せられるため、反応の伝わり方が一段変わる可能性があります。

リポストから直接「リアクション動画」を撮れる仕組み

「React with Video」の使い方はシンプルです。対象ポストのリポストボタンをタップし、メニューから「React with Video」を選ぶと撮影が始まります。TikTokで定番化している、元動画の上に自分の顔の小窓を重ねるいわゆる「フローティングヘッド」スタイルのリアクション動画を、Xアプリ内で完結して作成できます。

機能の存在はNikita Bier氏が自身のX投稿で告知しました。Android Headlinesは、この発表を踏まえ、Xがリポストという従来からの「他人の投稿に反応する」行動をビデオ表現に拡張したものだと整理しています。

なぜXでこの機能が「腑に落ちる」のか

リアクション動画自体はTikTokが発祥というわけではなく、YouTubeなど他のプラットフォームでも以前から見られる形式です。Android Headlinesは、元コンテンツの上に発言者の顔を小窓で重ねるフォーマットがTikTokの代表的な投稿スタイルのひとつとして広く知られていると伝えています。

Xにとって、この機能の搭載には独自の文脈もあります。Twitter時代から「引用リポストで自分の意見を加える」というカルチャーが根付いており、ユーザーはテキストで他人の投稿に反応する行為に慣れてきました。同じ反応行動を動画に置き換えるだけ、と考えれば、Xの既存の使われ方とリアクション動画は相性が良いと整理できます。Android Headlinesは「多くの面で、この機能はXのほうがむしろ意味をなす」とのトーンで紹介しています。

テキストの引用リポストでは難しかった「表情」「声のトーン」「間」といった情報を、そのまま元投稿に乗せて表現できる点は、反応のニュアンスの伝わり方を変える要素になりえます。

使えるのはiOSだけ — Android・Web勢が待たされる現状

現時点で「React with Video」はiOS版Xアプリのみで利用可能です。Android版とWeb版については、Android Headlinesは「近く対応する」との趣旨で報じています。具体的な時期は示されていません。

利用したい場合は、まずiOSアプリを最新版にアップデートしておく必要があります。Androidユーザーは現状、アプリ側で機能が解放されるのを待つかたちとなり、Web版経由でも現時点では利用できません。

Xはここ最近、動画体験の強化を主要テーマに据えた施策を続けており、TikTok風の没入型ビデオプレーヤーを試すなど、ショート動画領域での存在感拡大を狙う動きが伝えられています。React with Videoもその一環と読めますが、TikTokと同じように一般ユーザーの間で定着するかどうかは現時点では未知数です。

ユーザー別・いま取るべきアクション

  • iOSユーザー: Xアプリを最新版にアップデートし、気になるポストのリポストメニューから「React with Video」を選んで実際に試す。
  • Androidユーザー: 現時点では利用不可。アプリのアップデート通知や公式アナウンスをチェックして待機する。
  • Web版ユーザー: Web経由では現状非対応。リアクション動画を投稿したい場合はiOS端末からの操作が必要。

Q&A

Q. 「React with Video」はどのプラットフォームで使えますか? 現時点ではiOS版Xアプリのみで利用可能です。Android版とWeb版は今後対応すると報じられていますが、具体的な提供時期は公表されていません。

Q. どうやって使うのですか? 対象ポストのリポストボタンをタップし、メニューから「React with Video」を選択するとリアクション動画を撮影・投稿できます。TikTokで一般的な、元コンテンツに自分の顔を小窓で重ねる形式の動画を作成できます。

Q. TikTokやYouTubeの既存リアクション動画と何が違うのですか? 形式そのものは大きく変わりません。違いは「リポスト」という既存の反応行動の延長線上に組み込まれている点です。X上のポストに対し、別アプリへ移動したり画面録画を挟んだりせず、リポストメニューから一連の流れで動画リアクションを作れる点が固有の体験になります。

出典