2026年に5インチ、しかも69.99ドル(約1万1千円)。6インチ超が当たり前になった市場で、Ulefoneが時代に逆行する「Note 22」を投入しました。すでに販売は始まっており、片手で完結する小型機を待っていたユーザーには見逃せない一台です。

サブ機として通話・メッセージ用に持ちたい人、胸ポケットや作業着のポケットに収まる現場用端末を探している人、子ども用や高齢者用の初めてのスマホとして低価格機を検討している人——「とにかく小さくて、とにかく安い」という条件で選ぶなら、現代の市場では極めて希少な選択肢になります。

6.3インチが主流の時代に5インチを選んだUlefone Note 22

近年、各メーカーが「コンパクト」と呼ぶスマートフォンの多くは6.1〜6.3インチクラスのディスプレイを採用し、極細ベゼルで本体サイズを抑える設計が一般的です。これに対しUlefone Note 22は、さらに小さい5インチのディスプレイを搭載しました。

その代わり、ベゼルは比較的厚めです。特に上下のベゼルが目立ち、側面ベゼルよりもはっきりと太い構成になっています。一方で、ディスプレイ上にはカメラホールやノッチは存在せず、フラットな表示領域が確保されています。エントリーモデルとしては、価格と仕様のバランスを優先した素直な設計です。

RAM3GB・Android 16 Go Edition——割り切りの中身

中身は価格相応のエントリークラスにまとめられています。主なスペックは以下のとおりです。

項目仕様
プロセッサUnisoc T7100(オクタコア)
RAM3GB
ストレージ32GB(microSD対応)
バッテリー3,000mAh(取り外し可能)
OSAndroid 16 Go Edition
ディスプレイ5インチ

注目すべきは、プリインストールされているOSが通常のAndroid 16ではなく、低スペック端末向けに最適化された「Android 16 Go Edition」である点です。3GBのRAMと32GBのストレージという構成を踏まえれば、Go Editionの採用は理にかなった選択でしょう。

取り外し可能バッテリーと標準同梱のTPUケース

Note 22の特徴として見逃せないのが、バッテリーが取り外し可能である点です。多くのメーカーが内蔵バッテリーに移行した現在、ユーザーが自分でバッテリーを交換できる設計は希少な存在になっています。予備バッテリーを携帯して入れ替えるという、かつての使い方も可能です。

また、Ulefoneは小売パッケージにTPUケースを標準同梱しています。別途ケースを用意しなくてもよいというのは、超低価格帯では地味に嬉しい配慮です。

70ドルで買える場所と発売状況

Ulefone Note 22はすでに発売中で、Ulefone公式ストアから購入できます。Amazon、AliExpressなどのECプラットフォームでも近日中に取り扱いが始まる見込みです。

価格は69.99ドル(約1万1千円)。サブ機として通話・メッセージ・最低限のアプリ利用に絞った用途、あるいは「片手で完結する小さなスマホ」を求めるユーザーにとって、現代の市場では極めて希少な選択肢になります。性能面の限界はあるため、メイン機としての常用には向きませんが、サブ機・通話用・現場用といった割り切った使い方なら検討する価値があります。

Android 16でRAM要件が厳格化——3GB機にGo Editionが必須となる背景

Android 16ではAndroid 15と比べてRAM要件が大幅に厳格化されています。これまで4GB RAMで通常版Android 15を稼働できた端末も、Android 16ではGo Editionの利用が必須となり、フル版Android 16を動かすには実質6GBのRAMが最低ラインとされています。2GBや3GBのRAMを搭載する機種はGo Editionの継続利用が必要で、2GB未満の端末ではGoogle Mobile Servicesそのものへのアクセスが許可されません。

  • Google Chromeのデータセーバーモードが標準で有効化されています
  • Google Mobile Servicesはリソースと帯域消費を抑えた構成に最適化されています
  • Google Play Storeでは軽量アプリが優先的に推奨されます

3GBのRAMを搭載するNote 22がGo Editionを採用しているのは、この新しい線引きに沿った設計と言えます。

70ドルのNote 22と並走するUlefoneの2026年プレミアム路線

Ulefoneは超低価格のNote 22と並行して、MWC 2026(バルセロナ、3月2〜5日)で大規模なフラッグシップ路線も展開しています。

モデル主な特徴
RugOne Xsnap 7 Pro着脱式マグネット式アクションカメラ、6.67インチ1.5K 120Hz AMOLED、9,000mAhバッテリー
Armor 34 Pro150ルーメンDLPプロジェクター内蔵で100インチ投影可能、25,500mAhバッテリー
Armor Xシリーズ120〜280ドル、MIL-STD-810HおよびIP68/IP69K認証を備えるエントリー鉄壁機

69.99ドルの極小Note 22から、25,500mAhバッテリーや投影機能を備える大型モデルまで、Ulefoneは幅広い価格帯と用途をカバーする多層構成を取っています。

Q&A

Q. なぜUlefoneは2026年にあえて5インチ機を投入したのですか? 公式に明確な理由は示されていません。ただし、6.1〜6.3インチクラスを「コンパクト」と称する各社の中で、Note 22は5インチと一段小さい画面・69.99ドル(約1万1千円)という超低価格を組み合わせており、より小さく安い端末を求める層に向けた選択肢として位置づけられていると読み取れます。

Q. microSDで容量はどこまで拡張できますか? 内蔵ストレージは32GBで、microSDカードによる拡張に対応していると案内されていますが、対応する最大容量については現時点では明らかにされていません。詳細は出典元を参照してください。

Q. バッテリーは交換できますか?予備運用は可能ですか? できます。Note 22は3,000mAhのバッテリーを搭載し、ユーザー自身で取り外して交換できる設計です。予備のバッテリーを持ち歩き、外出先で入れ替えるという、内蔵バッテリー機ではできない運用も可能です。

Q. 同梱物に注目すべき点はありますか? 小売パッケージにTPUケースが標準で同梱されています。多くのメーカーがケースを別売としている中、購入直後から保護した状態で使い始められる点は、超低価格帯では珍しい配慮です。

出典