23年前にPCで熱中したスプリングフィールドの街を、今度はスマホで走り回れる日がやってきました。Android Authorityは2026年5月27日、PCゲームの名作「The Simpsons: Hit & Run」がAndroidへ非公式に移植され、GitHub上で公開されたと報じています。2000年代初頭にPCで遊んだ世代にとって、手元のスマホで再びプレイできる希少な機会と言えます。原版のゲームファイルが必要となるものの、想定以上に快適に動作するとされています。
GitHub上で公開された非公式Androidポート
移植版を公開したのは、GitHubで「Carlox33」というハンドルネームで活動する開発者です。誰でもインストールしてプレイできる形で公開されています。
ただし、起動には原版「The Simpsons: Hit & Run」のゲームファイルが必須です。つまりオリジナルのCDと、Android端末の「data」フォルダにアクセスできるPC環境を別途用意する必要があります。ゲーム本体(アセット)は自分で用意したものを所定のフォルダに貼り付けるかたちです。
なお、原版は現在新規購入できる流通経路がなくなっていると伝えられており、手元にディスクが残っているユーザー向けの位置づけと言えます。
現状はコントローラー必須——タッチ操作は今後追加予定
プレイには外付けコントローラーが必須となっています。現時点でタッチ操作には対応していないためで、PlayStationやXboxのコントローラーをAndroidスマートフォンに接続して遊ぶ想定です。
タッチコントロールについては開発者自身が「今後追加予定」と表明している段階で、現状ではコントローラーを持っていることが前提となります。スマホ単体で手軽に……というわけにはいかない点は留意が必要です。
最低要件は低め——ここ数年の端末ならほぼ動作
実機テストはvivo X300 FE上で行われ、「非常に良好に動作する」と評価されています。記事中では、その性能なら快適に動くのは当然とした上で、GitHubページに記載されている最低要件は非常に低く、「ここ数年の端末ならほぼ問題なく動作するはず」と案内しています。
23年ぶりに同作をプレイした感想として、ノスタルジックでつい没頭してしまったとも語られており、ポートの完成度の高さがうかがえます。Simpsonsファンには勧められる出来栄えだとしています。
最大の壁はファイルコピー——ADB経由で解決可能
唯一のつまずきポイントとして挙げられているのが、原版ゲームのアセットをAndroidスマートフォンへコピーする作業です。Googleが Androidのファイルシステムのセキュリティを強化して以降、「Android/data/」配下のフォルダにはファイルマネージャーから直接アクセスできなくなりました。
そのため、スマートフォンをPCに接続して転送する必要があります。Macユーザーである記者は、ADB(Android Debug Bridge)を使ってファイルをコピーしたと述べています。GitHubリポジトリには導入手順を記したファイルが用意されているため、手順自体はそこまで難しくないと案内されています。
なお、非公式ポートゆえに「DMCAで消されてしまわないことを願う」とも書かれており、公開が続く保証はありません。2000年代初頭にPCゲームに親しんだ世代にとっては貴重なメモリーレーンであり、興味があるユーザーは早めにチェックしておくのが妥当な判断と言えます。
Q&A
Q. 原版のディスクがなくてもプレイできますか? できません。今回の非公式ポートは原版「The Simpsons: Hit & Run」のゲームファイル(アセット)を別途用意することが前提です。オリジナルCDと、Android端末の所定フォルダへファイルをコピーできるPC環境が必要となります。
Q. タッチ操作だけで遊べますか? 現時点では遊べません。プレイには外付けコントローラーが必須で、PlayStationやXboxのコントローラーをAndroid端末に接続する必要があります。タッチ操作については開発者が今後追加予定であると表明しています。
Q. 自分のスマホで動きますか? GitHubページに記載されている最低要件は非常に低く、ここ数年の端末ならほぼ問題なく動作するはずだとされています。実機テストはvivo X300 FEで行われ、「非常に良好に動作する」と評価されました。なお具体的なAndroid OSバージョン要件やストレージ容量については、公開情報の範囲では明らかにされていないため、導入前にGitHubリポジトリの手順ファイルを確認するのが安全です。
出典
- Android Authority — The best Simpsons game just got (unofficially) ported to Android