Galaxy端末をDeX Modeに接続して大画面でコントローラーゲームを楽しむユーザーを悩ませてきた不具合が修正されたと報じられました。Android Authorityは2026年5月25日、One UI 8で混入していたワイヤレスコントローラーの不具合がOne UI 8.5で解消されたと伝えています。Hadlee Simons氏の記事によれば、接続中のスマートフォンの画面がオフになるとアナログスティックが反応しなくなる症状で、ソファでくつろぎながら遊びたいユーザーには致命的でした。DeXでゲーミングをするユーザーにとって、One UI 8.5を待つ価値が高まったアップデートだと言えそうです。

画面オフでスティックが反応しない——One UI 8で混入した不具合の正体

SamsungはOne UI 8でDeX Modeを刷新したものの、その過程でゲーミング体験を直撃する不具合が紛れ込んだとされています。Android Authorityによれば、症状は次のとおりと報じられています。

  • アナログスティックが反応しなくなるのは、接続中の端末の画面がオフになった瞬間
  • 一方で、フェイスボタン・スタートボタン・セレクトキーは引き続き動作する
  • キーボードとマウスは問題なく使える

掲載画像にはXbox Oneコントローラーが用いられており、コントローラーでのプレイを好むユーザーにとっては致命的な使い勝手の悪さでした。

DeX Modeに戻ってきた地味に効く2機能

Android Authorityによれば、One UI 8.5では今回のコントローラー修正に加え、One UI 8でDeX Modeから消えていた以下の機能も復活していると伝えられています。

  • タスクバーの自動非表示
  • オーディオ出力切替トグル

タスクバーの自動非表示は大画面でゲームや作業に集中したいときに画面領域を最大限活用でき、オーディオ出力切替トグルはヘッドホンや外部スピーカーへの切り替えをワンタップで済ませられる、DeX愛用者にはおなじみの便利機能です。One UI 8の刷新時に失われ、コミュニティで復活を望む声が上がっていたとされる要素が揃って戻ってきた点は、コントローラー修正と並んで見逃せないポイントです。

ユーザーが頼っていた2つの回避策

Android Authorityによれば、この不具合はSimons氏個人の問題ではなく、複数のGalaxyユーザーがRedditで同様の症状を報告していたと伝えられています。コミュニティで共有されていた主な回避策は次の2つだったとされています。

  • 開発者向けオプションを有効にし、「画面をスリープにしない(Stay awake)」を切り替える方法。ただし充電中のみ画面が点いたままになる仕様のため、焼き付き防止のために画面輝度を下げることが推奨されていた
  • 画面オフを防ぐサードパーティアプリ「BleKip」をインストールする方法

いずれも本来の解決策とは言えず、多くのユーザーは正式な修正を待ち続けていたとされています。

One UI 8.5で動作確認

Android Authorityは、One UI 8.5を適用した端末で検証し、エミュレーションでコントローラーが問題なく動作することを確認したと伝えています。直近にアップデートを受け取った機種を使っているユーザーには朗報です。

ただし、One UI 8に留まる古いGalaxy端末や、One UI 8.5の配信が後回しになる機種では、しばらく同じ不具合に悩まされる可能性があります。アップデートのロールアウト時期は機種ごとに異なるため、自分の端末の更新スケジュールを確認しておくとよいでしょう。DeX Modeで大画面ゲーミングや作業を行う環境では、One UI 8.5は積極的に取りに行く価値のあるアップデートです。

One UI 8.5でDeX Modeに加わったその他の強化点

コントローラー修正やタスクバー復活以外にも、One UI 8.5のDeX Modeには使い勝手を底上げする変更がいくつも盛り込まれています。

  • 最大の変更点はマルチデスクトップへの対応で、これまでGalaxyタブレットのOne UI 8.0で提供されていた機能がスマートフォンにも展開されています
  • 画面録画はOne UI 8.0でも可能でしたが、One UI 8.5では録画範囲を選べる部分画面録画が追加されました
  • アプリウィンドウが前回セッションの位置とサイズを記憶するため、DeX起動のたびに手動で再配置する必要がなくなりました
  • 画面端にはミラーリング切替ボタンが追加され、ワンクリックで大画面ミラーリングとDeXを行き来でき、ワークスペースをパスコードでロックするボタンも用意されています

なお、復活したタスクバー自動非表示の設定は、「Settings」→「Connected Devices」→「Samsung DeX」→「Connected Display」から呼び出せる構成になっています。大画面で集中したい場面ですぐに切り替えられる動線が整えられています。

配信スケジュールと容量の目安

自分のGalaxyにOne UI 8.5がいつ届くかは、機種カテゴリーによって明確に分かれてきています。

機種カテゴリー配信時期
Galaxy S26シリーズ2026年3月11日にプリインストールで出荷
既存フラッグシップ等2026年5月6日に韓国、5月11日から世界展開
Galaxy A26 / A172026年5月25日からロールアウト開始
A/M/Fシリーズ2026年6月見込み

One UI 8.5はGalaxy S26シリーズに2026年3月11日のローンチ時点でプリインストールされ、既存のGalaxy端末は2026年5月6日に韓国で始まった安定版ロールアウトを起点に、5月11日からグローバルへ展開されています。Galaxy A26とA17についても2026年5月25日から新たに配信が始まり、ミッドレンジ層にも順次行き渡る流れになっています。容量面では、One UI 8.0からのアップデートは約4〜4.5GBが目安とされ、ストレージに余裕がない端末では事前に空き容量を確保しておくと安心です。なお、コミュニティでのコントローラー不具合の報告は2025年10月中旬から続いていたとされており、正式な修正までユーザーが長く待たされていた背景もうかがえます。

Q&A

Q. 具体的にどのような症状の不具合ですか? Android Authorityによれば、DeX Mode利用中に、接続したGalaxyスマートフォンの画面がオフになるとワイヤレスコントローラーのアナログスティックが反応しなくなる症状です。フェイスボタンやスタート・セレクトボタンは引き続き動作し、キーボードとマウスも正常に使えるとされています。

Q. 自分のGalaxyにはいつOne UI 8.5が来ますか? 具体的な機種ごとの配信時期は明らかにされていません。Android Authorityは、One UI 8.5を受け取った端末で修正を確認したと伝えており、One UI 8に留まる古い機種や配信が後回しになる機種では、しばらく症状が残る可能性があると指摘しています。

Q. アップデートが来ない場合の回避策はありますか? 正式な解決策ではないとしつつも、コミュニティでは開発者向けオプションの「Stay awake(画面をスリープにしない)」を有効にする方法や、画面オフを防ぐアプリ「BleKip」を使う方法が共有されていたと、Android Authorityは報じています。

出典