アプリを切り替える時代に、新しい選択肢が加わります。Googleが2026年6月のPixel Dropで、Android 17を搭載するPixel端末に「Bubbles(バブル)」を展開したと報じられています。アプリをフローティングウィンドウとして画面に浮かべ、マルチタスクを支援する新機能です。LINEで返信しながら動画を見続けたり、地図を確認しながらメッセージをチェックしたりといった「画面を行き来する手間」を軽減する狙いがあると読める内容です。

フローティングウィンドウでアプリを開ける新機能

Bubblesは、アプリを小さなフローティングウィンドウとして画面に浮かべ、マルチタスクを行えるようにする機能です。Android Authorityによれば、Android 17を搭載するすべてのPixel端末で利用可能になるとされています。

メッセージアプリやメディアアプリで効果を発揮することが期待されます。チャットの返信を片手間で済ませたり、音楽・動画の再生コントロールに素早くアクセスしたりと、いま使っているアプリから離れる必要がない使い勝手が想定されるとの見方もあります。

なお、同時に開けるウィンドウ数や操作方法の細部、対応アプリの範囲など、具体的な仕様の詳細は現時点で公表されている情報の範囲内では明らかにされていません。詳細は出典元を参照してください。

ベータからの仕上がりと、6月Pixel Dropでの一般展開

Bubbles自体はAndroid 17のベータ版で先行して確認されていた機能です。今回の6月Pixel Drop(2026年6月)で、Android 17を搭載するPixel端末に展開されたと伝えられています。

Android Authorityはこの機能を「マルチタスクの改善」として取り上げており、ベータ版時点での評価や課題の具体的な内容については、公開情報の範囲では十分に明らかにされていません。

すでにAndroid 17が動作するPixel端末を使っているなら、6月Pixel Dropを適用することで利用できる更新と読めます。マルチタスク中心の使い方をしている人——たとえばチャットを返しながら動画を見たり、地図を見ながらSNSを確認したりするスタイルの人ほど、恩恵を体感しやすい機能との見方もできそうです。

同時展開された6月Pixel Dropのその他の新機能

6月Pixel DropはBubbles単体の更新ではなく、複数の新機能を束ねた大型アップデートとして届けられています。Tom's Guideによれば、同じ更新で次の機能群が一斉に導入されたとされています。

  • Screen Reactions:再生中の動画に対し、デバイス画面とセルフィーカメラを同時録画してリアクションを重ねられる機能です
  • 折りたたみ向けゲーミングモード:foldable端末でのゲーム体験を最適化するモードが追加されています
  • Gemini Omni:Gemini Pro限定で、プロンプトからのAI動画生成・編集が可能になりました
  • Lyria 3:テキストや画像をもとに、スタイル・ボーカル・テンポを指定して楽曲を生成できます

加えて、Google Photosの会話型編集がPixel 6以降に拡張され、英国・フランス・ドイツ・イタリア・スペインへ展開されています。Voice TranslateはPixel 10aへ、AirDropサポートはより低価格のPixelにも広がっているとされ、Bubblesは「マルチタスク改善」という枠で位置付けられる一連の機能群の一角を担う構図になっています。

Bubblesの呼び出し方と大画面向けの「Bubble Bar」

Bubblesは利用面でも明確な仕様が示されています。Gadget Hacksによれば、ユーザーはランチャー上のアプリアイコンを長押しすることでアプリを「バブル」化できるとされています。スマートフォン・折りたたみ・タブレットのいずれでも同じ操作が用いられます。

大画面では「Bubble Bar」が追加

タブレットや折りたたみといった大画面端末では、システムタスクバー内に専用の Bubble Bar が用意され、フローティング中のアプリを整理・切替し、ドックすることが可能になっています。複数のバブルを扱う際の動線が、大画面側で強化されている形です。

開発者側の扱いについても情報があります。Android Developers Blogによると、Android 17のAPIはすでにPlatform Stabilityに到達しています。9to5Googleによれば、本機能は既存のメッセージング用「Bubbles API」とは別のウィンドウモードとして実装されており、開発者はアプリを正しくバブル表示させるためにマルチウィンドウモード対応のガイドラインに沿った調整を行う必要があるとされています。

Q&A

Q. Bubblesはどのモデルで使えますか? Android Authorityによれば、Android 17を搭載するすべてのPixel端末が対象とされています。具体的な対応モデルの詳細は出典元を参照してください。

Q. 既存のスプリットスクリーン(画面分割)と何が違いますか? スプリットスクリーンは画面を上下や左右に固定分割する方式ですが、Bubblesはアプリを小さなフローティングウィンドウとして画面に浮かべる方式と報じられています。画面を占有せずに別のアプリと並行して利用できる点が、従来の分割方式とは異なります。

Q. バッテリー消費や課題はありますか? バッテリー消費や具体的な課題に関する詳細は、現時点では明らかにされていません。詳細は出典元を参照してください。

出典