「OnePlusはもう終わった」——そんな声が業界に広がる中、OnePlus 16とされる新型機のリーク仕様がAndroid Policeで報じられ、話題を呼んでいます。リーク情報によれば、最大9,000mAhとされるバッテリー、240Hzディスプレイ、200MP望遠カメラなど、撤退間近のブランドが出すには不釣り合いなほどの強気な構成が並んでおり、Android PoliceのTom Bedford氏は「これらの仕様が実現すれば、本当に特別な1台になり得る」と評しています。
撤退観測が続くなかでの「OnePlus 16」リーク
ここ数ヶ月、OnePlusが米国・英国・欧州での製品販売を停止するとの噂が断続的に報じられており、同社が公の場で目立った動きを見せていないことも撤退観測を後押ししています。Android Policeの編集陣はすでにスマートフォン市場への影響を惜しむ記事を出し、ワイヤレスイヤホン製品への追悼記事まで掲載されていたほどです。
そんな中、2026年10月頃に新型機が登場する可能性があるとリーク情報として浮上しました。Bedford氏は、これがブランド最後の1台になるとしても、リーク仕様は「印象的な絵」を描いていると評しています。なお、ここで紹介する内容はあくまで非公式のリーク情報に基づくものであり、最終仕様は変わる可能性があります。
ディスプレイは240Hz説と165Hz説で割れる
リーク情報の中でも特に目を引くのが、リフレッシュレートを巡る食い違いです。
- 一方の情報では、OnePlus 16が240Hzディスプレイを採用すると指摘されています
- より控えめなリーク情報では、OnePlus 15と同じ165Hzにとどまるとも報じられています
Bedford氏は、240Hzディスプレイを搭載した携帯端末は過去にもごく少数で、米国で販売されていないSharpなどの一部ブランドに限られていたと指摘しています。そのため、240Hzが実際の使用感でどの程度の差を生むかは、まだあまり検証されていない領域だとされます。一方で、240Hzゲーミングディスプレイの市場が伸びていることから、Bedford氏はスマートフォンにも240Hzの居場所があると確信していると述べています。
チップセットは未発表のQualcomm Snapdragon 8 Elite Gen 6 Proが想定されています。Bedford氏は、Gen 5よりやや高性能になる代わりに発熱面では不利になる可能性があると述べており、ゲーム用途には向く一方、端末を低温に保ちたいユーザーには不向きかもしれないと評しています。
カメラは200MP望遠+3倍ペリスコープ説
カメラ面では、Hasselbladとの提携が解消され、同ブランドが現在はOppoのFindシリーズに「H」ロゴを冠している状況の中、OnePlusは「最後のカメラの花火」を打ち上げようとしているとBedford氏は表現しています。
リーク情報によれば、OnePlus 16には200MPのズームカメラと3倍ペリスコープレンズが搭載されるとされています。比較対象として、OnePlus 15は50MPセンサーに3.5倍ズームの構成でした。メインカメラやその他補助レンズについては現時点で情報がありません。
Bedford氏は、3倍という焦点距離はSamsungのUltraシリーズがかつて搭載していた10倍ズームと比べると物足りないとしつつも、200MPセンサーの採用は「望遠で本気を出す」というOnePlusのメッセージであり、写真撮影では自信が半分を占めるという観点からも歓迎できる動きだと評価しています。
最大の目玉は9,000mAhとされるバッテリー
最も話題を集めているのが、リークが指摘する9,000mAhというバッテリー容量です。Bedford氏は、これが事実であれば米国でリリースされるスマートフォンとしては、これまでに見られた中で最も高い容量のひとつになると述べています。
Bedford氏は比較対象として、Samsung Galaxy S26 Ultraの5,000mAhを挙げ、OnePlus 16リークの数値はそのほぼ2倍に近いと指摘しています。さらに、iPhone 17 Proの4,252mAhと比べると2倍以上にあたるとも述べています。
Bedford氏自身は、過去にも「大容量バッテリー機がハイエンドフラッグシップから注目を奪っている」と書いてきたと言及しており、ここ1年でスマートフォンのバッテリー容量に関する競争が大きく動いていると報じられています。OnePlus 15のリリース時にも大容量バッテリーは驚きを持って受け止められたとされ、9,000mAh級が事実なら、その流れをさらに突き抜ける構成になります。
買うべきか、待つべきか
価格、日本投入の有無、そして最終的に製品化されるかどうかも含めて、すべてが噂段階の情報です。OnePlus自身は撤退観測も新型機の存在も公には認めておらず、Snapdragon 8 Elite Gen 6 Proも未発表のチップセットです。
現時点では「撤退観測の中で異例の高スペック機が浮上している」と捉え、続報を待つのが妥当でしょう。Bedford氏は、価格が前機種と同水準に抑えられるかどうかが製品としての魅力を左右すると指摘しており、ここがリーク仕様の「本気度」を測る試金石になりそうです。
ディスプレイ・チップ・充電仕様の詳細リーク
Notebookcheckが伝えた追加リークでは、スペックの細部がより具体的に浮かび上がっています。
| 項目 | リーク内容 |
|---|---|
| ディスプレイ | 6.78インチLTPO OLED、1.5K解像度、四辺約1mmベゼル |
| 認証 | 超音波式画面内指紋センサー |
| SoC | Snapdragon 8 Elite Gen 6 Pro(型番SM8975)、最大5GHz |
| メモリ | LPDDR6 RAM/UFS 4.1ストレージ |
| 充電 | 120W有線、50W無線 |
Gizmochinaの報道によれば、カメラ構成は200MPメインに加えて50MP超広角と50MPペリスコープ望遠を組み合わせた三眼仕様とされ、望遠だけでなくメインセンサーにも200MP級が用いられる可能性が指摘されています。9,000mAhというバッテリー容量に120W有線・50W無線という急速充電を組み合わせる構成は、Snapdragon 8 Elite Gen 6 Proの高クロック動作を電源系で支える狙いがあるとみられています。
北米・欧州撤退観測と事業再編の背景
撤退観測についても、より踏み込んだ報道が続いています。Notebookcheckの独自報道では、OnePlusが2026年4月までに北米とEU市場での販売を終える計画が示されており、米国・英国・フランス・ドイツでのスタッフ削減も確認されたとされています。
- 撤退時期: 2026年4月までに北米とEU市場での販売終了が計画されています
- 人員整理: 米国・英国・フランス・ドイツでスタッフ削減が実施されています
- アフターサポート: 撤退地域でもサービスとソフトウェアアップデートの提供は継続される見込みです
How-To Geekは、2021年以降に親会社Oppoが段階的にOnePlusを吸収し、Oppoの垂直統合サプライチェーンが活きるアジア市場へ戦略を集中させてきた経緯を解説しています。今回の撤退計画は単独ブランドとしての縮小というよりも、Oppoグループ全体の地域戦略の一環として進められているとみられ、アフターサポートの継続方針もこうしたグループ体制を背景にしたものと考えられています。
Q&A
Q. OnePlus 16はいつ発売されるのですか? Bedford氏によると、リーク情報では2026年10月頃の登場が噂されていると報じられていますが、OnePlusからの公式発表はなく、確定情報ではありません。
Q. 日本で購入できる見込みはありますか? 現時点では明らかにされていません。OnePlus自身が撤退観測を否定も肯定もしていない状況のため、地域展開は続報待ちとなります。
Q. 価格はいくらになりそうですか? リーク情報には具体的な価格は含まれていません。Bedford氏は「前機種と同水準に価格を抑えられれば本当に特別な1台になり得る」と述べており、価格据え置きが期待される一方、確定情報ではありません。