8年間Moto Zを使い続けるユーザーがいる一方で、8年で5台買い替えたという声もある——Motorolaスマホの寿命について、BGRはオンライン上のユーザーの声を集約し、適切に扱えば3〜4年というのが一般的な見方だと報じています。ハードウェアは長持ちする傾向がある一方、ソフトウェアアップデートの少なさが弱点として浮かび上がっています。

オンライン上の声では寿命は3〜4年が目安

BGRによると、Motorolaスマホの寿命に関するオンライン上の総意は、適切に扱えば3〜4年は使えるというものです。ただし2年あたりで不具合が出始めたという報告や、1年しか持たなかったという声も存在しており、評価は一枚岩ではありません。

極端な例として、8年間Moto Zを使い続けているユーザーや、Moto G7 Powerをほぼ7年間使い続け、バッテリー容量が87%を保っているという報告も紹介されています。逆に8年間で5台のMotorolaスマホを買い替え、いずれも2年で大きな不具合が出たというネガティブな体験談もあります。

弱点はOSアップデートの遅さと頻度の低さ

ハードウェアは長持ちしても、ソフトウェアサポートが寿命を縮めているとBGRは指摘しています。Motorolaは新しいOSアップデートの提供が遅く、頻度も約3年に1回程度しか期待できないとされています。

競合と比較するとこの差は鮮明です。

メーカーソフトウェア更新期間
Google Pixel7年
Samsung7年
OPPO(廉価モデル)6年
Motorola約2年

Pixelユーザーは自身のスマホが5年以上使えると報告しているとも紹介されており、サポート面でMotorolaは競合に大きく後れを取っている状況です。

価格優位のEdge 60 ProとG Play——価格帯ごとに評価が分かれる

それでもMotorolaが選ばれる最大の理由は価格です。BGRはMotorola Edge 60 Proを例に挙げ、12GBのRAM、512GBのストレージ、3.35GHzのプロセッサ、50MPカメラというハイスペック構成で約$470(約7万3千円)という価格設定を高評価しています。

一方でエントリーモデルのMotorola G Playは$200(約3万1千円)程度で、この価格帯ならソフト更新の少なさも許容できる可能性があるとBGRは述べています。ただしそれより高価格帯のモデルでは、長期サポートを重視するなら「見送るべき選択」とまで踏み込んでいます。

2〜3年で使い切るならアリ、長期利用ならナシ

Motorolaは1980年代に世界で初めて商用携帯電話を発売し、Razrシリーズは2004年時点で1億3,000万台以上の販売実績を持つ象徴的なブランドですが、現在はApple・Samsungに加えvivoやOPPOにも後れを取っています。

購入を検討するなら、エントリー価格帯で2〜3年使い切る前提なら有力候補ですが、長期利用や最新OSへの追随を重視するならPixelやSamsung、OPPOの方が安心と判断するのが妥当でしょう。

2026年モデルで広がる「機種ごとのサポート格差」

Motorolaは2026年に入り、機種によってアップデート期間を大きく分ける方針を鮮明にしています。Android Authorityによれば、新たに投入されるMotorola SignatureとRazr Foldには7年間のAndroid OSアップデートが約束されている一方、同年のRazr・Razr Plus・Razr UltraはOS3年・セキュリティ4年に留まります。

モデルOS更新セキュリティ
Motorola Signature / Razr Fold7年
Razr / Razr Plus / Razr Ultra (2026)3年4年
Moto G (2026)2年計3年

同メディアは$1,699のRazr UltraよりもSamsung Galaxy Aシリーズのミドルレンジの方がサポート期間が長いと指摘しており、価格に対するサポートの不均衡が改めて問題視されています。フラッグシップを買っても長く使えるとは限らないという、Motorolaならではの構造的な弱点が見えてきます。

Motorola Edge (2026)——小型化と望遠カメラで$599へ

ハイエンド寄りのEdgeシリーズも刷新されました。9to5GoogleとAndroid Authorityによると、Motorola Edge (2026)は2026年6月2日に発表され、米国では6月11日に$599で発売されます。前年モデルから小型化されつつ望遠カメラを追加した構成で、片手操作と撮影機能の両立を狙ったモデルとして位置付けられています。

  • ディスプレイ: 6.3インチ・120Hz
  • SoC/メモリ: MediaTek Dimensity 7450 + 8GB RAM / 128GB ストレージ
  • カメラ: 50MPメイン(Sony LYTIA 710、OIS)/ 50MP超広角 / 10MP 3x光学望遠
  • バッテリー: 5,000mAh、60W有線・15W無線充電
  • 重量: 160g

PhoneArenaは、6.3インチへの小型化と望遠カメラの追加が今回の大きな変更点だと伝えており、コンパクトさを保ちながらズーム撮影にも対応する仕様にまとまっています。

Q&A

Q. Motorolaスマホは何年くらい使えますか? BGRがまとめたオンライン上の声では、適切に扱えば3〜4年が一般的な目安です。なかには7〜8年使い続けている例もありますが、2年で不具合が出たという報告もあります。

Q. なぜMotorolaは長期サポートが弱いのですか? OSアップデートの提供が約3年に1回程度と少なく、サポート期間自体も2年程度で打ち切られる傾向があるためです。7年サポートを掲げるGoogle・Samsung、6年を約束するOPPOと比べるとサポート面で大きな差があります。

Q. どの価格帯から見送るべきですか? BGRの整理では、$200(約3万1千円)程度のG Playのような廉価モデルならソフト更新の少なさも許容しやすいとされる一方、それより高価格帯のモデル($470前後のEdge 60 Pro含む上位機)については「hard pass(見送るべき)」と踏み込んでいます。判断の目安は、価格と想定利用年数のバランスで、2〜3年で買い替える前提なら廉価帯、4年以上使いたいなら他社モデルという切り分けになります。

出典