充電は10Wのまま据え置き、発表は次期Galaxy Unpackedか——Samsungの次世代スマートウォッチ「Galaxy Watch 9」と「Galaxy Watch Ultra 2」が、中国の3C認証データベースに登場しました。あわせてミドルレンジスマホ「Galaxy A27」もシンガポールIMDAに登録されており、いずれも発売前の規制クリアが進んでいることが明らかになりました。Android Authorityが報じています。

中国3Cで判明したGalaxy Watch 9 / Ultra 2のモデル番号

中国の3Cデータベースに登場したのは、モデル番号「SM-L3550」と「SM-L7150」の2機種です。前者がGalaxy Watch 9、後者がGalaxy Watch Ultra 2に該当するとされています。規制認証は製品の販売前に通過する必要があるプロセスのひとつで、登録の表面化は発売が近いサインと受け取られています。

ただし認証情報そのもので分かる仕様は限定的で、デザイン・センサー類・OSバージョンなどの詳細は今回の登録からは読み取れません。Android Authorityも、認証は全てを語るものではないが、今後数週間の輪郭はつかめると位置付けています。

充電速度は10Wのまま——前世代から据え置き

今回の認証で明確になった数少ない仕様が充電速度です。Galaxy Watch 9・Galaxy Watch Ultra 2のいずれも、10W(5V/2A)の充電に対応すると記載されています。現行モデルと同じスペックであり、Samsungが今年は充電速度の引き上げを優先していない可能性があると報じられています。

項目Galaxy Watch 9Galaxy Watch Ultra 2
モデル番号SM-L3550SM-L7150
充電速度10W(5V/2A)10W(5V/2A)
前世代比据え置き据え置き

10Wは「ゼロから満充電まで一気に駆け抜ける」タイプの出力ではなく、就寝前後に充電器に置いて時間をかけて満たす運用が前提のスペックです。つまり、毎晩・あるいは入浴中などのスキマ時間に充電する習慣の方には体感上の変化はほぼなく、「短時間で一気に補充して1日使い切る」運用を期待する層には今年も物足りなさが残る可能性があります。バッテリー容量など充電速度以外の詳細は、今回の認証情報からは確認できていません。

Galaxy A27もシンガポールIMDAに登録

ミドルレンジに位置するGalaxy A27も、シンガポールのIMDA認証データベースにモデル番号「SM-A276B/DS」で登場しました。流出済みのレンダリング画像では複数色展開になる可能性が報じられていますが、具体的なカラーバリエーションを含めた最終的なラインナップは正式発表まで確定しません。

次期Galaxy Unpackedで一斉発表か

各種報道によれば、SamsungはGalaxy Watch 9とGalaxy Watch Ultra 2を、次期Galaxy Unpackedイベントで披露する見込みとされています。当日の他モデルの登場有無や具体的な開催日については、公開情報の範囲では明らかにされておらず、詳細は出典元を参照してください。

リーク段階の情報である点には留意が必要ですが、認証通過は発売直前のシグナルとして信頼度の高い動きです。Galaxy Watchシリーズの買い替えを検討しているなら、急速充電に大きな進化は望みづらい一方、認証通過のタイミングを踏まえると、現時点では次期Unpackedでの正式発表を待つのが妥当な判断と言えます。

Unpacked 2026は7月22日ロンドン開催の観測

韓国メディアの報道によれば、次期Galaxy Unpackedは2026年7月22日にロンドンで開催されるとされています。韓国や米国での開催が通例だっただけに、欧州での実施は異例の動きとして注目されています。Samsung側は現時点で日程・会場ともに正式発表しておらず、リーク段階の情報にとどまっています。

会場で披露が見込まれているデバイスは以下のとおりです。

  • Galaxy Z Flip 8
  • Galaxy Z Fold 8
  • 大型派生モデル「Galaxy Z Fold 8 Wide」
  • Galaxy Watch 9シリーズ
  • Android XR搭載の「Galaxy Glasses」

折りたたみスマホとウェアラブルに加え、Android XRベースのスマートグラスが同じステージで初披露される可能性が浮上しており、製品カテゴリーを横断する節目のイベントになる見通しです。

搭載が見込まれる新SoC「Snapdragon Wear Elite」の中身

Galaxy Watch 9シリーズへの搭載が有力視されているのが、Qualcommが2026年3月のMWCで発表した「Snapdragon Wear Elite」です。同社のスマートウォッチ向けSoCとして初めて3nmプロセスとbig.LITTLEアーキテクチャを採用しています。

項目仕様
プロセス3nm
CPU構成1×2.1GHz + 4×1.9GHzの5コア
単一スレッド性能最大5倍向上
GPU最大FPS最大7倍向上
連続稼働従来比最大30%延長

NPUを内蔵し、最大20億パラメータのAIモデルをウォッチ上で直接実行できる設計で、初回トークンまでの応答は0.20秒、生成速度は毎秒10トークンと公表されています。接続面では5G RedCap、Bluetooth 6.0、NB-NTN衛星通信、UWB、GNSS、低消費電力Wi-Fiの6種類を備え、ウェアラブル単体での完結度を高める構成となっています。

Q&A

Q. Galaxy Watch 9とWatch Ultra 2の充電速度は前モデルから速くなりますか? 今回の3C認証では、いずれも10W(5V/2A)と記載されており、現行世代と同じ充電速度になる見込みです。つまり、毎晩寝る前や入浴中に充電器へ置く習慣のユーザーにとって、運用は実質的に変わらないと考えられます。Samsungが今年は急速充電の強化を優先していない可能性があると報じられています。

Q. いつ正式に発表される見込みですか? 各種報道では、次期Galaxy Unpackedイベントで、Galaxy Watch 9とGalaxy Watch Ultra 2が披露される見込みと伝えられています。具体的な開催日については、公開情報の範囲では明らかにされていません。

Q. Galaxy A27の色展開はどうなりますか? リークされたレンダリングでは複数色展開になる可能性が示されていますが、具体的なカラーラインナップは確定情報ではないため、正式発表での確認が必要です。

出典