Samsungの次期フラッグシップ「Galaxy S27 Ultra」に、長年ユーザーから不満が寄せられてきた領域で3つの大型改良が施される可能性があるという指摘が出ています。具体的には、①10MP・3x望遠の廃止と5xペリスコープ一本化、②5,000mAh超のバッテリー、③磁石内蔵Qi2への正式対応の3点です。情報源はリーカーyeux1122氏で、断片的に出ていた噂をひとつに整理した内容だと報じられています。Samsungは現時点で何も認めておらず、Galaxy S27シリーズの登場は2027年第1四半期が見込まれています。
10MPの3x望遠を廃止、5xペリスコープへ一本化か
最も注目されているのが、Galaxy Ultraシリーズで長く使い回されてきた10MP・3x望遠カメラの廃止です。小さなセンサーを搭載したこの望遠カメラは、ユーザーから繰り返し指摘されてきた弱点だと伝えられています。yeux1122氏によると、Galaxy S27 Ultraでは5xペリスコープ望遠カメラに一本化され、3xセンサーは取り除かれる見方が示されているとされています。
カメラ点数が減ることはトレードオフに映りますが、5xペリスコープが望遠領域をカバーすることで、低画素の3xセンサーが実質的に役割を失っていたという指摘もあります。ユーザー目線では、中望遠の使い勝手をデジタルクロップでどこまで担保できるかが、写真体験を左右する焦点になりそうです。
バッテリーが5,000mAh超へ、ようやく容量増の可能性
2つ目の改良はバッテリー容量です。yeux1122氏の主張によれば、Galaxy S27 Ultraに5,000mAhを超えるバッテリーが採用される可能性があるとされています。カメラを1つ削減したことで生まれたスペースを活用する形だと説明されています。
ただし、シリコンカーボン採用かどうかは現時点で確定していません。Android Headlinesは、Samsungがシリコンカーボン技術を採用することへの期待を示しつつも、単純に従来型のリチウムイオンバッテリーを大型化するだけの可能性もあると報じています。ユーザー目線では、エネルギー密度の高い新方式に踏み切るのか容量増だけにとどまるのかで、本体の厚みや重量、そして実際の電池持ちの伸び幅が大きく変わってきます。
MagSafe系アクセサリ互換へ——磁石内蔵Qi2に正式対応か
3つ目は、磁石を内蔵した本格的なQi2ワイヤレス充電への対応です。同様の対応はGalaxy S26シリーズでも噂されていましたが、実現には至りませんでした。Galaxy S27 Ultraで本体内に磁石を組み込んだ「フルQi2」が実装されれば、MagSafe系アクセサリと互換のあるエコシステムにSamsungも本格的に乗り入れることになります。ユーザー目線では、これまでケース頼みだったマグネット式スタンド・車載ホルダー・モバイルバッテリーがそのまま使えるようになる可能性があり、日常の使い勝手に直結する変化になり得ます。
なお、ここまで挙げた3点はいずれもSamsung公式には確認されていないとされています。Android Headlinesによれば、これらはyeux1122氏の主張に基づくリーク情報だと報じられている点には留意が必要です。
ラインナップ刷新:S27 PlusはS27 Proへ置き換え
Galaxy S27シリーズは2027年第1四半期の登場が見込まれていますが、具体的な時期はまだ明らかではありません。Galaxy S25が1月、Galaxy S26が2月下旬の発表だったことを踏まえると、時期にはばらつきが出る可能性があると指摘されています。
ラインナップも変わるという見方が出ており、今回は「Plus」モデルが姿を消し、代わりに「Galaxy S27 Pro」が投入されると伝えられています。ProはUltraに近い構成になる一方、背面カメラが1つ少なく、ディスプレイサイズも小さめ、S Pen非対応という違いが示されています。
現時点ではすべてが噂段階です。Ultraシリーズの買い替えを検討している場合、3xの低画素望遠・容量据え置きのバッテリー・磁石なしQi2という長年の不満が解消されるかどうかは、続報を見極めてから判断するのが妥当です。
SoC・ディスプレイ・冷却まで一新か——内部構成のリーク
カメラやバッテリー以外にも、内部構成に踏み込んだリーク情報が出ています。Sportskeetaの報道によれば、Galaxy S27 Ultraは6.9インチの2KフラットLTPO OLED「M16パネル」を搭載し、SoCにはQualcommのSnapdragon 8 Elite Gen 6 Proが採用される見込みとされています。製造プロセスは2nmで、メモリはLPDDR6、ストレージはUFS 5.0という次世代規格に切り替わる可能性も示されています。
| 項目 | リークされている内容 |
|---|---|
| ディスプレイ | 6.9インチ 2K フラットLTPO OLED(M16) |
| SoC | Snapdragon 8 Elite Gen 6 Pro(2nm) |
| メモリ | LPDDR6 RAM |
| ストレージ | UFS 5.0 |
| 冷却 | 液冷システムの導入を検討中とされる |
長時間のゲームや高負荷AI処理での発熱対策として、液冷システムをS27シリーズで導入する案も報じられており、性能面と持続性能の両立が焦点になりそうです。
SoCの地域・モデル別分け——Exynos 2700とSnapdragonの併用
Notebookcheckが伝えたリーク情報では、Galaxy S27シリーズはモデルと地域でSoCが使い分けられるとされています。基本モデルとPlusモデルは多くの地域でSamsung Foundryの2nm SF2Pプロセスで製造される10コアのExynos 2700を搭載する一方、ProモデルとUltraモデルは全世界でSnapdragon 8 Elite Gen 6を採用する見込みです。
- 基本/Plus(多くの地域): Exynos 2700(2nm SF2P、10コア)
- 基本/Plus(米国): Snapdragon 8 Elite Gen 6
- Pro/Ultra(全世界): Snapdragon 8 Elite Gen 6
つまりUltra購入者にとっては、これまでの「地域ガチャ」を気にする必要がなくなる構成です。一方で、Plus(あるいは噂のProに置き換わる前段階のモデル)を検討する場合は、引き続き地域ごとにExynosとSnapdragonの差が残る可能性があると伝えられています。Samsung Foundryの2nm歩留まりやExynos 2700の電力効率は、Plus層の評価を大きく左右する要素になりそうです。
Q&A
Q. Galaxy S27 Ultraの発売はいつ頃ですか? 2027年第1四半期の登場が見込まれています。Galaxy S25は1月、Galaxy S26は2月下旬の発表だったため、時期には幅がある可能性があります。
Q. 「Plus」モデルがなくなるというのは本当ですか? リーク情報では、Galaxy S27 PlusがGalaxy S27 Proに置き換えられるとされています。ProはUltraに近い構成ながら、背面カメラが1つ少なく、ディスプレイが小さめで、S Pen非対応という見方が出ています。
Q. 3つの改良のうち、最も実現確度が高そうなのはどれですか? 公開情報の範囲では確度の優劣は示されていません。ただ、磁石内蔵Qi2はGalaxy S26で見送られた経緯があるため不確実性が残り、バッテリー容量増はカメラ削減で生まれるスペースという物理的な裏付けがあるとされ、5xペリスコープ一本化は望遠カメラの長年の弱点を解消する方向性として比較的整合的だという指摘があります。
Q. シリコンカーボンと従来型リチウムイオンの大型化、どちらの可能性が高いですか? yeux1122氏は「5,000mAh超」という容量にしか言及しておらず、採用方式までは明らかにされていません。Android Headlinesはシリコンカーボン採用への期待を示しつつも、従来型リチウムイオンの大型化にとどまる可能性も併記しており、現時点ではどちらとも断定できない状況だと伝えられています。
出典
- Android Headlines — Samsung Galaxy S27 Ultra Is Finally Getting Three Upgrades Fans Have Waited Years For
- Sportskeeta — Samsung Galaxy S27 Ultra specs leak teases horizontal camera redesign and bleeding-edge processor
- Notebookcheck — Galaxy S27: Two Samsung flagships to be powered by Snapdragon, two by Exynos in some regions