Androidでレトロゲームのエミュレーションを楽しむユーザーに朗報です。ディスクイメージを圧縮できるネイティブAndroidアプリ「CHDroid」が話題になっています。これまでPC上で行うのが一般的だったISO→CHD変換を、Android端末単体で完結できるのが特徴です。
CHDroidとは——Android単体でCHD変換が可能なツール
Android AuthorityのStephen Schenck氏が報じた内容によれば、CHDroidはエミュレータ向けにディスクイメージ(ISO)を圧縮形式のCHDファイルへ変換するネイティブAndroidアプリです。大きなISOファイルをスマホに直接読み込ませる代わりに、より小さなCHDファイルに圧縮することで、ストレージ消費を抑えながらエミュレーションを楽しめます。
ポイントを整理すると以下のとおりです。
- CHDファイルはディスクイメージを圧縮し、ストレージ消費を抑えられる
- 既存のCHD作成ツールは主にPCベースで提供されてきた
- CHDroidはAndroid上でCHDファイルの作成・管理ができる数少ないネイティブソリューション
アプリはGoogle Play Storeから入手可能で、すぐに手持ちのゲームライブラリを圧縮し始められると伝えられています。
ISOが膨らみ続ける時代に「CHD」が効く理由
光学メディア時代に入り、ゲームのファイルサイズはROM時代から大幅に増えました。ディスクベースのISOイメージは1本あたりの容量が大きく、数多くのタイトルを持ち歩こうとするとスマホのストレージが急速に圧迫されます。
CHD(Compressed Hunks of Data)フォーマットは、もともとアーケードエミュレータで使われてきたディスクイメージの圧縮形式です。その後、光学ディスクのイメージにも適用できることが分かり、ISOをCHDへ変換することでファイルサイズを圧縮できるようになりました。
さらに多くのエミュレータがCHDを直接サポートしているため、再生前にわざわざ展開する必要はないとされています。プレイ時の体感はISOと変わらず、ストレージだけを節約できる点が大きなメリットです。
PCレスで完結する「モバイルファースト」なゲームライブラリ運用
これまで、ISOからCHDへの変換にはPC上のツールを利用するのが一般的でした。動作上は問題ないものの、スマホをメインにレトロゲームを遊ぶユーザーにとっては、わざわざPCを起動して変換作業を挟むのは煩雑な工程と言えます。
CHDroidは、この変換工程をAndroid端末だけで完結させます。手持ちのディスクイメージをアプリ上で圧縮CHDへ変換でき、変換後はそのまま多くのエミュレータで直接再生できるため、追加の展開作業も不要とされています。
ディスクメディア時代のタイトルを大量に持ち歩きたい場合、CHDroidは現実的なストレージ節約手段になります。スマホ+コントローラーグリップ、あるいは専用ハンドヘルド機でAndroidエミュレーション環境を整えているユーザーにとっては、即座に試す価値のあるツールです。
Q&A
Q. CHDに変換するとゲームの動作に影響しますか? 多くのエミュレータがCHDを直接サポートしているため、再生前に展開する必要はなく、ISOと同じようにプレイできるとされています。
Q. CHDroidはどこから入手できますか? Google Play Storeから入手可能で、手持ちのディスクイメージをアプリ上でCHDへ変換できます。