Mac Studioで最大$70アップ、そしてGalaxy S24シリーズが消えた——Appleが米国サイトのTrade-In(下取り)価格を改定したと、GSMArenaが2026年5月27日付の記事で報じています。多くのiPhone・iPad・Mac・Apple Watchで査定額が引き上げられた一方、Android端末は全体的に据え置きまたは減額となり、以前は最大$350(約5万4千円)で下取り対象だったGalaxy S24 Ultraを含むSamsung Galaxy S24シリーズはリストから外れたと、GSMArenaは伝えています。GSMArenaはWayback Machineに残る旧データと比較する形で、改定の全容を伝えています。なお、改定の正確な日付は公表されておらず、「数日前(just a few days ago)」と表現されている点に留意が必要です。

iPhoneは「Pro」系の上げ幅が大きい

GSMArenaによると、iPhoneの下取り価格は機種によって最大$35の上昇が見られ、特に旧Proモデルの上げ幅が目立つ内容です。

モデル新しい最大下取り額旧額増減
iPhone 16 Pro Max$695(約10万8千円)$685+$10
iPhone 16 Pro$560(約8万7千円)$550+$10
iPhone 16 Plus$465(約7万2千円)$455+$10
iPhone 16$460(約7万1千円)$435+$25
iPhone 16e$310(約4万8千円)$310-
iPhone 15 Pro Max$490(約7万6千円)$465+$25
iPhone 15 Pro$410(約6万4千円)$375+$35
iPhone 15 Plus$325(約5万円)$320+$5
iPhone 15$320(約5万円)$310+$10
iPhone 14 Pro Max$375(約5万8千円)$350+$25
iPhone 14 Pro$320(約5万円)$295+$25
iPhone 14 Plus$235(約3万6千円)$235-
iPhone 14$225(約3万5千円)$225-
iPhone 13 Pro Max$320(約5万円)$305+$15
iPhone 13 Pro$260(約4万円)$240+$20
iPhone 13$195(約3万円)$195-
iPhone 13 mini$150(約2万3千円)$145+$5
iPhone 12 Pro Max$220(約3万4千円)$220-
iPhone 12 Pro$180(約2万8千円)$180-
iPhone 12$125(約1万9千円)$125-
iPhone 12 mini$85(約1万3千円)$85-
iPhone SE(第3世代)$80(約1万2千円)$75+$5
iPhone SE(第2世代)$45(約7,000円)$50-$5
iPhone 11 Pro Max$150(約2万3千円)$145+$5
iPhone 11 Pro$135(約2万千円)$130+$5
iPhone 11$100(約1万5千円)$100-
iPhone XS Max$90(約1万4千円)$90-
iPhone XS$65(約1万円)$65-
iPhone XR$80(約1万2千円)$80-
iPhone X$60(約9,400円)$60-
iPhone 8 Plus$40(約6,200円)$40-
iPhone 8$35(約5,400円)$35-

最も上げ幅が大きいのはiPhone 15 Proの+$35、続いてiPhone 16・iPhone 15 Pro Max・iPhone 14 Pro Max・iPhone 14 Proがいずれも+$25で並びます。値段がほぼ据え置きのモデル(iPhone 16e、iPhone 14・iPhone 14 Plus、iPhone 13、iPhone 12シリーズ、iPhone 11、iPhone XS/XS Max/XR/X、iPhone 8/8 Plusなど)もある一方、iPhone SE(第2世代)はわずかに減額(-$5)となっています。

これが意味するもの:上昇幅が「Pro系」と「型落ち世代」に集中しているのが今回の特徴で、現役主力世代(iPhone 16 Pro/Pro Max)はむしろ抑えめの+$10です。すべての金額は「Up to(最大)」表記で、実際の査定額は端末の状態や容量などで変動します。

iPad・Mac・Apple Watchも上昇傾向——Mac Studioが+$70で最大、Mac Proは異例の減額

iPadは全モデルが$15または$20の引き上げで、内訳はiPad Proが+$20、iPad Air・iPad・iPad miniが+$15です。Macカテゴリではエントリー帯と上位帯で大きな動きがあります。

  • iPad Pro: 最大$690(約10万7千円、+$20、旧$670)
  • iPad Air: 最大$460(約7万1千円、+$15、旧$445)
  • iPad: 最大$235(約3万6千円、+$15、旧$220)
  • iPad mini: 最大$265(約4万円、+$15、旧$250)
  • MacBook Pro: 最大$690(約10万7千円、+$5、旧$685)
  • MacBook Air: 最大$520(約8万1千円、+$35、旧$485)
  • iMac: 最大$355(約5万5千円、据え置き)
  • Mac mini: 最大$375(約5万8千円、+$35、旧$340)
  • Mac Studio: 最大$1,045(約16万2千円、+$70、旧$975)

例外として注目すべき「減額側」のMac:上昇トレンドのなかで、Mac Proは最大$2,045(約31万7千円)と**-$45**(旧$2,090)、iMac Proは最大$315(約4万9千円)と**-$10**(旧$325)で、いずれも減額されています。Mac Pro/iMac Proという「上位/旧上位ライン」だけが下げ方向に振れているのは今回の改定のなかでも目立つ動きです。

Apple Watchでは、Apple Watch Series 10が最大$150(約2万3千円、据え置き)、Apple Watch Ultra 2が最大$305(約4万7千円、+$10、旧$295)、Apple Watch Series 9が最大$130(約2万円、+$10、旧$120)、Apple Watch Series 8が最大$90(約1万4千円、据え置き)、Apple Watch SE(第2世代)が最大$60(約9,400円、+$5、旧$55)と上昇しています。一方で初代Apple Watch Ultraは最大$205(約3万2千円、-$10、旧$215)と下がりました。Apple Watch Series 7は最大$65(約1万円)、Series 6は最大$45(約7,000円)、初代SEは最大$30(約4,700円)でいずれも据え置きです。

これが意味するもの:Mac StudioとMacBook Air・Mac miniが+$35以上で揃って上昇する一方、Mac ProとiMac Proだけが下がっており、需要・在庫・後継機の状況によって個別に査定が動いていると読めます。

Android端末は全体的に減額、Galaxy S24シリーズは対象外に

一方、Apple下取りに出すAndroid端末の査定額は、今回ほぼ全モデルで「据え置きか減額」となっています。

モデル新しい最大下取り額旧額増減
Samsung Galaxy S23 Ultra$200(約3万1千円)$230-$30
Samsung Galaxy S23+$165(約2万6千円)$165-
Samsung Galaxy S23$125(約1万9千円)$125-
Samsung Galaxy S22 Ultra$130(約2万円)$135-$5
Samsung Galaxy S22+$80(約1万2千円)$80-
Samsung Galaxy S22$80(約1万2千円)$80-
Samsung Galaxy S21+$75(約1万2千円)$75-
Samsung Galaxy S21$55(約8,600円)$55-
Samsung Galaxy S20+$45(約7,000円)$45-
Samsung Galaxy S20$30(約4,700円)$30-
Samsung Galaxy Note 20 Ultra$90(約1万4千円)$95-$5
Samsung Galaxy Note 20$55(約8,600円)$55-
Samsung Galaxy Note 10$45(約7,000円)$45-
Google Pixel 8 Pro$165(約2万6千円)$170-$5
Google Pixel 8$115(約1万8千円)$115-
Google Pixel 8a$105(約1万6千円)$105-
Google Pixel 7 Pro$95(約1万5千円)$95-
Google Pixel 7$65(約1万円)$65-
Google Pixel 7a$50(約7,800円)$50-
Google Pixel 6 Pro$50(約7,800円)$55-$5
Google Pixel 6$35(約5,400円)$35-
OnePlus 12$200(約3万1千円)$200-
OnePlus 12R$115(約1万8千円)$115-
OnePlus 11$100(約1万5千円)$100-

特に下げ幅が目立つのはGalaxy S23 Ultraで、$230から$200へと$30の減額。さらにGSMArenaは、以前は最大$350(約5万4千円)で下取り対象だったGalaxy S24 Ultraを含むS24シリーズが、今回のリストから外されたと報じています。下取り受付対象のSamsungフラッグシップは、現時点でS23シリーズが最新とされます。

Google Pixel側もPixel 8 ProとPixel 6 Proが微減、それ以外は据え置きです。OnePlus 12(最大$200/約3万1千円)、OnePlus 12R(最大$115/約1万8千円)、OnePlus 11(最大$100/約1万5千円)はいずれも変化なしと伝えられています。

これが意味するもの:最新Samsungフラッグシップ枠の繰り上がりと、Pixel・Samsungの全体的な微減が同時に起きており、Apple側は他社製品の引き取りで価値を抑え気味に振っていると読むこともできます。なお、減額の理由はGSMArenaの記事では明示されていません。

米国の改定、日本ユーザーはどう読むべきか

今回の改定はApple公式の米国サイトでの下取り価格を対象としたもので、日本のApple Trade Inの査定額がそのまま同様に動いているかは別の話です。日本市場の査定額については、Apple公式サイトの最新情報を直接確認することが推奨されます。また、いずれの価格も「Up to(最大)」表記であり、実際の下取り額は端末の状態・容量・付属品の有無などで変動する点にも留意が必要です。

Android勢の減額が広がる中、対象外のVision Proと無償リサイクルの扱い

今回の改定はAndroid機種にとって厳しい内容となっています。Apple下取り対象として受け入れる最高級モデルであるSamsung Galaxy S23 Ultraは$230から$200まで下落し、Google Pixel 8 Proも$170から$165に下がっています。一方で、空間コンピューティング製品については扱いが異なります。

対象外製品とリサイクルの選択肢

Vision Proは引き続き下取りプログラムの対象外で、今回も変更はありません。査定後の受け取り方法も柔軟で、下取り額は新規購入への充当のほか、Apple Gift Cardとして受け取ることもでき、下取り対象外となった端末についてはAppleが無償でリサイクルを実施します。背景として、Appleは供給と需要、競合状況などの要因に基づき下取り価格を定期的に調整しています。Android端末を所有するユーザーにとっては、Apple経由での乗り換えメリットが目減りしている状況であり、後述のとおり他チャネルとの価格比較が以前より重要になっています。

Apple対象外でも残るGalaxy S24の換金ルート

Apple下取りリストから外れたGalaxy S24シリーズですが、他経路での売却・下取りは活発です。Samsung純正プログラムが最も高い水準を提示しており、Galaxy S26 Ultraへの乗り換え時には最大$720の下取りクレジットが適用されます。スタンドアロン下取りプログラムはLikewizeが独立運営しており、新規端末の購入義務がなく、機種や状態に応じた金額を受け取れます。

経路機種・条件価格
Samsung(S26 Ultra乗換)Galaxy S24 下取りクレジット最大$720
UpTradeS24 Ultra Unlocked 512GB / Like New$1,049(現金)
UpTradeS24 Unlocked 512GB$220
BankMyCell経由S24 Ultra(破損品)最大$325

UpTradeではGalaxy S24 Ultra Unlocked 512GB(Like New)が$1,049の現金買取に達しています。標準のGalaxy S24 Unlocked 512GBも$220で取引されています。BankMyCellの比較サービス上では、破損したGalaxy S24 Ultraでも最大$325での売却が可能です。Apple経由の道が閉ざされても、サードパーティ買取や純正プログラムを比較する価値は十分にあります。

出典