30fpsが80fps超へ——PC向けに広く使われてきたフレーム生成ツール「Lossless Scaling Frame Generation(LSFG)」が、Androidに移植されたと報じられています。すでにPCゲームをAndroidで動かすアプリ「GameNative」に統合されており、対応端末では大幅なフレームレート向上が確認されたとされています。

LSFGがAndroidへ——GameNativeに統合

ある開発者が、Steamで販売されているLossless Scaling Frame GenerationのAndroidポートを公開したと伝えられています。このツールはゲーム側にフレーム生成機能が組み込まれていないタイトルにも追加フレーム生成を適用できる点が特徴とされます。開発者ハンドルや公開経路の詳細については、出典元を参照してください。

GameNativeはこの機能を取り込み、クイックアクセスメニューからオン・オフや調整を行えるようにしているとされます。利用にはSteam版のLossless Scalingアプリが必要と報じられており、GameNativeの変更履歴では、コンテナ設定で有効にした際にSteamでの購入有無に応じてダウンロードまたは購入の案内が表示される旨が記載されているとされています。

なお、引用文の詳細な原文表現やSteam版アプリの正確な価格については、出典元およびSteamストアを参照してください。

動作条件と仕組み

動作条件として、Snapdragonプロセッサと一定以上のAdreno GPUが必要と報じられています。日本国内で流通している主要なミドル〜ハイエンドのSnapdragon搭載機の多くが該当する可能性がありますが、TensorやDimensity搭載機は対象外とされる点に注意が必要です。具体的な対応GPU世代の詳細は出典元を参照してください。

仕組みについて、開発者はAndroidならではの技術的な制約を率直に説明しているとされています。非ルート化Androidには、Linuxで一般的に用いられるVulkan層へのフック手段に相当する仕組みが存在せず、別アプリのVulkan描画に直接介入することが難しいとされています。そのためフレーム生成は、画面キャプチャ経由で動作し、結果をシステムオーバーレイで重ねて表示する方式が採られていると説明されています。技術的な詳細は出典元を参照してください。

この実装の都合上、Linux版と比較して一定の遅延が発生する可能性があると説明されているとされます。

どれくらい滑らかになるのか——30fpsが80fps超に

GameNativeの公式Xアカウントが投稿したデモ動画では、「The Last of Us Part 1」が30fpsから80fps超まで向上する様子が示されているとされています。

一部のユーザーからは、30fpsから60fps、あるいは60fpsから120fpsへ向上したという報告も寄せられているとされます。ただし、これらは個別の報告であり、すべての環境で同様の結果が得られるとは限りません。

加えて、Android版には先述のとおり遅延が発生する可能性があるとされるため、反射神経を要求される対戦系や格闘ゲームでの利用は推奨されないと伝えられています。また、LSFGは「魔法のツール」ではなく、そもそも端末側が最低限のフレームレートを維持できない場合は良好な結果は望めないとも指摘されているとされます。

ライバルGameHubも追随か

フレーム生成機能を取り込んでいるのはGameNativeだけではないと伝えられています。同じくPCゲームをAndroidで動かすアプリとして知られるGameHubも、フレーム生成機能を追加したと報じられています。ただし、こちらがLSFGベースなのかは現時点で不明とされています。詳細は出典元を参照してください。

PC向けに育ってきたフレーム生成という手法が、Androidという別レイヤーの上に乗ったかたちです。遅延と動作条件の制約はあるものの、対応するSnapdragon搭載端末でGameNativeを使ってPCゲームを動かしている読者にとっては、Steamで販売されているLossless Scalingアプリで体感フレームレートを底上げできる選択肢が増えた可能性があります。リズム・反射系を避け、シングルプレイのタイトルから試すのが妥当な判断と言えそうです。

Q&A

Q. 手持ちのPixelで使えますか? PixelシリーズはGoogle Tensorを搭載しているため、本機能の動作条件(Snapdragon搭載が前提とされる)から外れる可能性があります。Snapdragon搭載のミドル〜ハイエンドAndroid端末が必要とされています。

Q. Steamのアプリ以外に費用はかかりますか? ソース記事の範囲では、Steam版のLossless Scalingアプリが利用の前提条件として言及されています。GameNativeで有効化する際、Steamでの購入が確認できなければ購入を促す案内が表示されるとされます。正確な価格は出典元およびSteamストアを参照してください。

Q. どんなゲームでも快適になりますか? いいえ。Linux版と比べて遅延が発生する可能性があるため、反射神経を要するゲームには向かないと開発者が説明しているとされます。また、もともと再生フレームレートが極端に低い環境では効果は限定的とされます。シングルプレイ系から試すのが無難でしょう。

出典