Samsungが、Galaxy S25シリーズ向けのOne UI 8.5安定版アップデートを米国で配信開始しました。先週の韓国に続く本格展開で、これまでGalaxy S26シリーズ限定だった機能群がS25にも解禁されます。
Galaxy S25向け配信開始——ファイルサイズは約4.4GB
Android Authorityによると、X上のリーカーCID氏が米国版Galaxy S25にOne UI 8.5の安定版が到達したことを確認しました。ビルド番号は「S938USQU9CZDP / S938UOYN9CZDP」で、ファイルサイズは4408.31 MB、4月のセキュリティパッチも同梱されています。
韓国では先週リリースされており、米国は今週中の展開が見込まれていた通りのスケジュールとなりました。本日中に他の旧モデルへも順次拡大する可能性があります。
第1弾の対象機種——S24・折りたたみ・タブレットも
Samsungが公表しているOne UI 8.5の第1弾ロールアウト対象は以下の通りです。
- Galaxy S25 / S25 Plus / S25 Ultra / S25 FE
- Galaxy S24 / S24 Plus / S24 Ultra / S24 FE
- Galaxy Z Fold 7 / Flip 7
- Galaxy Z Fold 6 / Flip 6
- Galaxy Tab S11 / Tab S11 Ultra
- Galaxy Tab S10 / Tab S10 Plus / Tab S10 Ultra
最新のS25シリーズだけでなく、前世代のS24シリーズ、折りたたみのZ Fold 6/Flip 6、Tab S10世代までカバーされているのが特徴です。
S26独占機能が解禁——AirDrop連携やCreative Studioも
今回のOne UI 8.5の目玉は、これまでGalaxy S26シリーズだけが使えていた機能のS25シリーズへの解禁です。過去のリーク情報に基づく変更履歴では、主に以下が追加されます。
ビジュアルとAI機能の強化
- 新デザイン: 透明なブラー効果やフローティング要素を取り入れた刷新されたUI
- Bixby Text Callでの通話スクリーニング: 応答前に発信者の名前と用件を確認可能
- Photo Assistの拡張: テキストプロンプトでの画像編集、別画像からの要素合成、写真スタイル適用、連続画像生成
- Creative Studio: カスタム壁紙・ステッカー・プロフィール画像を作成できるアプリ
- Now Briefのロック画面表示: コンテキストに応じた情報提案
- Interpreterの言語自動検出: マイクボタンを押さなくても話者の言語を自動判別
Quick ShareがAirDropと相互運用
連携面で注目なのが、Quick ShareでiPhone・iPad・MacなどAirDrop対応デバイスとの直接共有が可能になる点です。AndroidとAppleエコシステム間のファイル共有のハードルが大きく下がることになります。
その他、書類スキャンの自動化、デュアル録画、LogビデオのリアルタイムLUTプレビューといったカメラ機能、Auracastでの音声配信、Knox Matrixによる複数デバイスのセキュリティ状態確認、Galaxy Watch 8 / Galaxy Watch Ultraでの抗酸化物質測定など、多岐にわたる強化が含まれます。
米国ユーザーは即時適用を検討する価値あり
OTA配信は段階的に進むため、まだ通知が来ていない場合も近日中に到達する見込みです。約4.4GBと容量は大きいですが、AirDrop連携やBixbyの強化、セキュリティパッチなど実用価値の高い更新が揃っているため、Galaxy S25ユーザーであれば早めに適用する価値があるアップデートと言えます。日本国内のGalaxy S25向け展開時期については現時点で公表されていません。
次期One UI 9のロードマップ——年内にS25へもベータ到来か
今回のOne UI 8.5は中間アップデートに位置づけられており、その先には早くもOne UI 9が控えています。One UI 8.5はAndroid 16ベースで構築されており、新規Androidリリースではなく、2026年後半に登場予定のOne UI 9との間に位置するSamsungのミッドサイクル機能更新となります。
Galaxy S25ユーザー視点での今後のスケジュール
- 安定版One UI 9はGalaxy Z Fold 8とZ Flip 8とともに2026年7月にデビュー予定で、旧世代Galaxyフラッグシップへの広範な展開は2026年9月から10月に見込まれています
- Galaxy S24・S25シリーズはOne UI 9ベータプログラムの第1または第2フェーズに含まれ、安定版は年末までに到着する見通しです
このロードマップを踏まえると、Galaxy S25ユーザーにとってOne UI 8.5はOne UI 9までの橋渡しとなる位置づけです。今回の更新を適用しておくことで、続くOne UI 9ベータの受け入れ態勢も整います。
Quick Share×AirDrop——業界全体に広がる相互運用の流れ
S25シリーズで解禁された目玉機能であるAirDrop連携は、Android業界全体で進む大きなトレンドの一部です。2025年11月、GoogleはAndroidのQuick ShareをApple AirDropと連携させましたが、当初この機能はPixel端末のみで利用可能でした。
その後、Samsungが2026年3月23日にGalaxy S26シリーズで正式対応を開始しています。設定メニューの「Share with Apple devices」トグルで有効化でき、iPhone側はAirDrop可視性を「Everyone」に設定する必要があります。
Quick ShareとAirDropの相互運用を進めているのはSamsungだけではなく、英国のNothingも自社デバイスで対応作業中で、QualcommはSnapdragon搭載Android端末で間もなく対応すると述べています。中国のOPPOもフラッグシップFind X9シリーズへの展開を発表しています。
利用時の注意点として、iPhone側の「Everyone」設定には10分間の時限制限があり、Galaxy送信時には受信側iPhoneを一時的に切り替える必要があります。
Q&A
Q. アップデートのファイルサイズと含まれるセキュリティパッチは? ファイルサイズは4408.31 MB(約4.4GB)で、4月のセキュリティパッチが同梱されています。ビルド番号はS938USQU9CZDP / S938UOYN9CZDPです。
Q. One UI 8.5で何が新しくなりますか? これまでGalaxy S26シリーズ限定だった機能がS25にも開放されます。Quick ShareとAirDropの相互運用、Creative Studio、強化されたPhoto Assist、Bixby Text Callでの通話スクリーニング、Now Briefのロック画面表示などが主な追加要素です。
Q. Galaxy S25以外の機種はいつ受け取れますか? Samsungの第1弾対象には、S24シリーズ、Z Fold 7 / Flip 7、Z Fold 6 / Flip 6、Tab S11シリーズ、Tab S10シリーズが含まれています。本日中の展開開始の可能性があるとされていますが、機種ごとの正確なタイミングは段階的な配信となります。